Salome-Meca2021から、Singularityというコンテナ上で実行する方式に変わってしまったようだ。まずはSingularityのインストール(と最低限の使い方の理解)から手をつけなければならないので、そのためのメモ。 そもそも、Singularityを動かすのに、どの程度のスペックが必用なのかとか。 インストールに関しては、Singularityがインストールされているマシンであれば、アップデートの度に、新しいsifイメージファイルをダウンロードして、それをSingularity上で実行しさえすれば走るので、その意味では、楽かもしれない。Pythonの適切なバージョンをインストールしたり、既にインストールされているPythonのパスと競合しないように、リンクを張り直したりとか、その他の一連の必用なライブラリーを大量にインストールしたり、リンクを張ったり外したりとか、そういうことをしなくてよいという意味では。
ターミナルで、
wget https://www.code-aster.org/FICHIERS/singularity/salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
をやると、途中でsegmentation fault (コアダンプ)になって終了するので、
wget --continue https://www.code-aster.org/FICHIERS/singularity/salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
として、途中からダウンロードを続け、コアダンプするたんびに、これを続ける。 5回ぐらいやると、エラーがなくなって正常終了する。
プロキシのエラーが出るようだったら、プロキシを指定してみる
wget -e HTTP_PROXY=hogeproxy.hoge.jp:8080 'https://code-aster.org/FICHIERS/singularity/salome_meca-lgpl-2022.1.0-1-20221225-scibian-9.sif'
md5sum salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
でハッシュ値を調べ、
2082df163ab447eac202c0a2a6a1a00cf05eb4a1
になっていることを確認。違ってたら、ダウンロードのやり直し。 今、ハッシュ値は合ってたので、一応、k2にアップしておきます。
md5sum salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
で調べたハッシュ値と
sha1sum salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
で調べたハッシュ値ではハッシュの値が違った。 Salome_Mecaのダウンロードページに記載してあるハッシュ値は
sha1sum salome_meca-lgpl-2021.0.0-2-20211014-scibian-9.sif
の方であった。(バージョンによって違うのかな??)
2021.0.0-2-20211014をインストールして起動してみたが、 デスクトップ背景が映り込む問題は相変わらず変わっていませんでした。。。
# 必要パッケージのインストール sudo apt-get update -y sudo apt-get install -y build-essential libssl-dev uuid-dev libgpgme11-dev squashfs-tools export VERSION=1.16.6 OS=linux ARCH=amd64 cd /tmp # goのインストール sudo apt install git golang echo 'export GOPATH=${HOME}/go' >> ~/.bashrc echo 'export PATH=/usr/local/go/bin:${PATH}:${GOPATH}/bin' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc # Singularityのインストール mkdir -p ${GOPATH}/src/github.com/sylabs cd ${GOPATH}/src/github.com/sylabs git clone https://github.com/sylabs/singularity.git cd singularity go get -u -v github.com/golang/dep/cmd/dep ./mconfig make -C builddir sudo make -C builddir install # Singularityのバージョン確認 singularity version
上記をやったら、
3.8.0-rc.1+313-ga5cf23eb3
と出る。
checking: host Go compiler (at least version 1.16)... not found!
./mconfig --without-seccomp --without-conmon
# バージョン確認 go version
sudo add-apt-repository ppa:longsleep/golang-backports sudo apt update sudo apt install golang-go golang
sudo rm -R /usr/local/go sudo apt --reinstall install golang golang-go echo 'export GOPATH=${HOME}/go' >> ~/.bashrc echo 'export PATH=/usr/local/go/bin:${PATH}:${GOPATH}/bin' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
go mod tidy make -C builddir
singularity run salome_meca-lgpl-2021.0.0-1-20210811-scibian-9.sifをダウンロードしたディレクトリに行き
singularity run salome_meca-lgpl-2021.0.0-1-20210811-scibian-9.sif &
を実行。最初は、File→Preferenceから言語を日本語に変更して、再起動。
フォントがちょっとアンチエリアスが聞いてない感じ。 Firefoxとか、(Singularityの外の)アプリのウィンドウ内のフォントは、アンチエリアスが効いて輪郭がぼやけているが、 (Singularity内の)Salome-Mecaのフォントはアンチエリアスが効いてなくて、輪郭がギザギザした感じ。
AsterStudyのところで、Salome-Mecaの背後にあるFirefoxとかのウィンドウが透過して見えてしまう。 AsterStudyの真ん中に窓が空いたような感じになる。なんかいじっているうちに直ったが。
tamesiファイルサイエンスラボの igata_g_m.hdfと kata.commを読み込んで走らせたら、ちゃんと動作した。 でも、ちょっと重い感じもする。6コア12スレッド、メモリ32GBというハイスペックなマシンでやってみたが、 3年生用の低スペックノート(2コア、メモリ8GB)とかだと、どうなるか...
.bashrcのalias設定のところに、
alias salome21='singularity run ~/salome_meca/salome_meca-lgpl-2021.0.0-1-20210811-scibian-9.sif'
と書いて、
. .bashrc
をやっておけば、ターミナルを開いて、
salome21 &
でSalome-Meca2021を起動できるようになる。
ターミナルからじゃないと起動できないのは不便だとすれば、パネル上にSalome-Meca2021のショートカットを作れば、今までと同じ感じで実行できる。
MG-CADSurf #3(Face) Cannot check CADSurf2.12-1 lisence