関合の卒論日誌

4年次 卒論研究

卒論テーマ

経年により腐朽・劣化が心配される集成材桁橋(深沢橋)の振動特性と健全度評価(タブレットを使った振動試験・現場調査)

  秋田県大館市に架かっている集成材桁木橋の深沢橋ですが、架設から20年以上経過していることから腐朽劣化が生じている可能性がある。そこで、タブレット端末を用いた振動試験と目視による健全度調査を行う。振動試験からは固有振動数・振動モード・減衰定数・振動使用性などを明らかにし、目視試験からは部材表面の劣化状態について確認を行う。また深沢橋の3Dモデルで振動解析を行い解析値を算出する。もしFAKOPP(応力波伝播時間測定試験機)を借りることができれば、部材のヤング率を測定し、振動試験から推定したヤング率と比較することができれば面白いかも!?

深沢橋 天気

8月28日

日付天気湿度(%)合計降水量(mm)
8/15曇り740.0
8/16曇り651.0
8/17曇り後晴れ939.5
8/18曇り後晴れ850.0
8/19曇り後晴れ840.0
8/20晴れ900.5
8/21晴れ820.0
8/22晴れ790.0
8/23晴れ780.0
8/24晴れ780.0
8/25晴れ後曇り820.0
8/26晴れ823.5
8/27晴れ後曇り850.0
8/28晴れ850.0

11月10日

日付天気湿度(%)合計降水量(mm)
10/25雨後晴れ911.0
10/26晴れ910.0
10/27曇り時々晴れ951.0
10/28曇り後雨9420.5
10/29雨後曇り910.5
10/30晴れ910.0
10/31晴れ920.0
11/1晴れ後雨8920.5
11/2晴れ909.5
11/3曇り後晴れ870.0
11/4雨後曇り9510.5
11/5晴れ800.0
11/6曇り後雨932.0
11/78447.0
11/8曇り後晴れ881.0
11/9晴れ880.0
11/10曇り後雨9534.0

参考文献

6月7日 matlab

matlabをダウンロードした。

[操作方法]

①変数の新規変数をクリック

②随時k2からエクセルデータを引っ張ってきて各タブレットに対応するようにデータを入れる(砂袋1回目の1の場所とか)

③FFT1-FFT6まで②で作ったデータを入れる 波形のスタートは480で練習した(同じ試験では同じ波形のスタートを設定)

④band1-band6まで②で作ったデータを入れる 下限上限は卓越した周波数の前後で修正(同じ試験では同じ下限上限を設定)

⑤xcross1-xcross6

⑥Phase14とかPhase16とかで同位相、逆位相の確認(同位相→0°-75° 逆位相105°-180° 位相なし→90°±15°)

⑦各試験(落下位置を変えたものを含む)ごとに保存

[開き方]

cd ~/sekiai/matlabzen → cd bin → ./matlab

メモ:matlabに慣れる。salomeで模型づくり。7月に深沢橋(大館)でフィールドワークの予定。

6月14日

減衰定数を求める。

[操作方法(gensui)]

①変数の新規変数をクリック

②随時k2からエクセルデータを引っ張ってきて各タブレットに対応するようにデータを入れる(砂袋1回目の1の場所とか)

③gensuiで各数値を入力する

④ワークスペースで保存

[操作方法(hahupower)]

①変数の新規変数をクリック

②随時k2からエクセルデータを引っ張ってきて各タブレットに対応するようにデータを入れる(砂袋1回目の1の場所とか)

③FFT1-FFT6まで②で作ったデータを入れる 

④band1-band6まで②で作ったデータを入れる 

⑤hahupowerで各数値を入力する

⑥ワークスペースで保存

メモ:来週までに減衰定数を求める。

8月21日(月),25日(金),28日(月),(予備日9月1日(金))に大館、三種、森吉の橋で調査を行う。 内容はFAKKOPという応力波伝播速度試験器を用いて部材のヤング率を測定する。

6月28日

減衰定数を求めたが間違いがあったのでやり直し。

メモ:減衰定数を求め直す。卒論までの見通しを立てる。

7月5日 めおと橋(計算練習)

波形スタート480

im111 砂袋落下衝撃試験1/4 1回目

タブレット11334466
band5.8-6.018.1-18.35.8-6.018.1-18.35.8-6.018.1-18.35.8-6.018.1-18.3
hahupower0.01970.02640.02060.02570.01880.02740.06000.0267
gensui0.01210.02320.01780.02490.02660.01940.03750.0216

im111 砂袋落下衝撃試験1/4 2回目

タブレット11334466
band5.9-6.018.1-18.75.9-6.018.1-18.75.9-6.018.1-18.75.9-6.018.1-18.7
hahupower0.03010.03550.02320.02750.04010.01190.02700.0404
gensui0.01630.02870.01610.04300.03860.03560.03080.0250

im111 砂袋落下衝撃試験1/4 3回目

タブレット11334466
band5.9-6.018.2-18.75.9-6.018.2-18.75.9-6.018.2-18.75.9-6.018.2-18.7
hahupower0.02440.02790.02020.02990.02580.02770.01980.0270
gensui0.01310.02790.00820.02280.02690.03130.02910.0275

im122 砂袋落下衝撃試験1/2 1回目

タブレット25
band8.8-9.08.8-9.0
hahupower0.02060.0236
gensui0.02310.0219

im123 砂袋落下衝撃試験1/2 2回目

タブレット25
band8.38-9.18.8-9.1
hahupower0.02190.0328
gensui0.03220.0214

im124 砂袋落下衝撃試験1/2 3回目

タブレット25
band8.8-9.08.8-9.0
hahupower0.02200.0291
gensui0.01840.0210

im131 砂袋落下衝撃試験3/4 1回目

タブレット11334466
band5.3-6.018.21-18.45.3-6.018.21-18.45.3-6.018.21-18.45.3-6.018.21-18.4
hahupower0.03050.02780.03110.02910.02880.02800.03770.0267
gensui0.02860.02530.01880.0260.03910.02410.04070.0235

im132 砂袋落下衝撃試験3/4 2回目

タブレット11334466
band5.9-6.018.2-18.45.9-6.018.2-18.45.9-6.018.2-18.45.9-6.018.2-18.4
hahupower0.02820.02470.02440.02560.02690.02580.02150.0255
gensui0.01600.02600.01080.02850.03240.01970.02510.0229

im133 砂袋落下衝撃試験3/4 3回目

タブレット11334466
band5.8-6.018.1-18.55.8-6.018.1-18.55.8-6.018.1-18.55.8-6.018.1-18.5
hahupower0.02990.02860.03280.02790.03430.03240.02170.0292
gensui0.02760.03480.02580.02690.04650.02660.04980.0234

im21 人力鉛直加振試験 1回目

タブレット1346
band5.8-5.95.8-5.95.8-5.95.8-5.9
hahupower0.01780.02790.02480.0254
gensui0.01470.01010.00630.0163

im22 人力鉛直加振試験 2回目

タブレット1346
band5.7-6.15.7-6.15.7-6.15.7-6.1
hahupower0.03120.02330.02170.0233
gensui0.01580.01300.01100.0097

im24 人力鉛直加振試験 3回目

タブレット11334466
band5.2-5.917.7-18.65.2-5.917.7-18.65.2-5.917.7-18.65.2-5.917.7-18.6
hahupower0.02890.03770.03570.03830.03970.04140.03720.0370
gensui0.03930.03710.02800.03420.03650.03380.02880.0483

im31 人力水平加振試験 1回目

タブレット123456
band3.8-4.13.8-4.13.8-4.13.8-4.13.8-4.13.8-4.1
hahupower0.02190.02250.02040.02680.02050.0205
gensui0.00830.00670.00630.00660.00590.0059

im32 人力水平加振試験 2回目

タブレット123456
band3.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.0
hahupower0.03380.02770.02290.02220.02230.0219
gensui0.00520.00730.00710.00700.00290.0018

im33 人力水平加振試験 3回目

タブレット123456
band3.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.03.8-4.0
hahupower0.02680.01920.02680.02670.02060.0267
gensui0.00290.00220.00240.00350.00190.0023

7月12日

スライド作成をしていた。 外国文献購読の授業で英語で中間発表を行った。 今後のために英語力を身につけたい...

salome-mecaで深沢橋の振動解析を行えたので確認をする。

7月19日

進展なし。

秋田県では記録的な大雨が続いている。

秋田市を流れる太平川では氾濫が発生し、警戒レベル5に相当する氾濫発生情報が出るなど秋田県内では複数の中小河川が氾濫した。

15日、秋田市仁別で降り始めから24時間雨量が午後6時過ぎに294mmと観測史上最大になるなどの記録的豪雨となっている。

7月26日

仮想材を作成し終えた。これからメッシュをきって解析をしていく。

夏季休暇

8月28日(月) 深沢橋でフィールドワークを行ったが、スズメバチの巣があり思うように試験を行えなかった。得られた数値でできることをやっていく。

歩道橋の固有振動数

fv = 4.96 - 0.067 × L (基準設定以前に建設)

fv = 4.96 - 0.067 × L (基準設定以後に建設)

fv(鉛直方向基本固有振動数),L(支間長m)

参考資料:橋梁振動の計測と解析 橋梁振動研究会編

深沢橋salome-meca

高欄の仮想材を設定するとファイルが壊れてしまうため、高欄の重さを床版に加えて密度を求めた。

高欄 W=150mm,H=1770mm,L=150mm,N=44個,比重0.38 → 665.874kg

床版 W=3500mm,H=70mm,L=30020mm,比重0.38 → 2794.862kg

   W=3500mm,H=70mm,L=30020mm → 7.3549mm^3

密度 (665.874+2794.862) ÷ 7.3549 = 470.534746 kg/m^3 ≒ 4.7e-10 t/mm^3

床版
E_L280.0280.0
E_N7000.07000.0
E_T280.0280.0
G_LN467.0467.0
G_LT467.0467.0
G_TN467.0467.0
NU_LN0.0160.016
NU_LT0.0160.016
NU_TN0.0160.016
RHO3.8e-104.7e-10

E_N→軸方向ヤング率, E_L・E_T→軸直角方向ヤング率(7000☓(1/25)=280MPa), G_LT→せん断弾性係数(7000☓(1/15)=467MPa), NU→ポアソン比, RHO→密度

対傾構仮想材
E2100007.0
NU0.30.4
RHO7.85e-093.8e-10

modes___DEPL[0] 3.579Hz(鉛直対称一次モード) http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/sekiai/modes_DEPL0.png

modes___DEPL[1] 5.341HZ(水平一次モード) http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/sekiai/modes_DEPL1.png

modes___DEPL[3] 12.429HZ(鉛直逆対称一次モード) http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/sekiai/modes_DEPL3.png

FAKOPP試験

E = v^2×ρ×10^-3 の式を用いてヤング率Eを求める。

v:km/s  ρ(密度):kg/m³

ρ = 3.8e-10(t/mm^3) = 0.38(g/cm^3)

ρ = 0.38×10^-3(kg) / 1.0×10^-6(m^3) = 380 kg/m^3

v = 1.0×10^-3(km) / t×10^-6(s)

*床版は3480×10^-6(km)

t:伝播時間

10月4日

キャンバーを考慮して歩行荷重の設定をしていく。 鉢の巣の撤去が完了したらしい!?

10月11日

歩行荷重の設定を引き続き行う。 FAKOPPから求めたヤング率を入れてsalome-mecaで解析していく。

10月25日

歩行荷重を面で設定するとメッシュが切れない。キャンバーが原因? そのため、点で歩行荷重を設定していく。

10月20日(金)雨天のためフィールドワークが延期。 11月7日(火)に実施予定。11月10日(金)予備日。

11月1日

FAKOPPで測定した伝播時間からヤング率を算出した。 その値をsalome-mecaに入力して解析をした。

床版
E_L298.6219.8
E_N7464.05495.0
E_T298.6219.8
G_LN497.6366.3
G_LT497.6366.3
G_TN497.6366.3
NU_LN0.0160.016
NU_LT0.0160.016
NU_TN0.0160.016
RHO3.8e-104.7e-10

振動数(Hz)の比較

みなし新設時応力伝播速度法実測値
modes_DEPL03.579583.57623.13
modes_DEPL15.341785.04115.37
modes_DEPL211.411610.8961
modes_DEPL312.429912.505910.84
modes_DEPL417.842217.1146
modes_DEPL520.170820.5955
modes_DEPL624.623323.7908
modes_DEPL726.651927.0018
modes_DEPL831.90430.6571
modes_DEPL932.797131.4117

11月8日

進展なし。

11月7日に予定していた深沢橋のフィールドワークは10日に延期。

11月15日

11月10日(金)深沢橋の調査を行ったが雨天のため中断。

得られたデータをまとめていく。

今週末は東北予選。がんばる。

3年次 創造工房実習

11月4日

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/bbb2.png

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/kadai1.png

11月11日 片持ち梁 

メッシュの長さ接点数変位相対誤差計算者
0.5595046.56-1.5千代岡
0.6455126.48774-2.69高井
0.7390756.54133-2.0関合
0.8133976.43695-3.5岡田
0.999036.36315-4.6松田
1.262566.3043375-5.4青野
1.357676.29784-5.6山口
1.451466.286015-5.76山本
1.539356.24807-6.3進藤
1.634006.20446-6.98河合
1.829526.17161-7.5山口
216325.64585-15.3進藤
36675.4053975-18.96山本
42643.6161-45.8関合
51913.86-42千代岡
61902.5077325-62.4高井
7751.41225-78.8青野
8561.2887175-80.7岡田
9491.28799-80.9松田
10441.226075-81.6河合

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/katamoti.png

11月18日 単純梁

メッシュの長さ要素数変位相対誤差計算者
0.56041670.4289822.94千代岡
0.63615840.4212231.09高井
0.71452340.42251.4関合
0.81409870.4226273851.4岡田
0.9918570.4203516060.88松田
1.2245200.404744325-2.87青野
1.3231320.4045-2.93山口
1.4175800.3986-4.34山本
1.5154330.3963177567574.9進藤
1.6159000.399049-4.24河合
1.8116770.404457-0.03山口
2104060.3948197155175.3進藤
323440.32447-22.13山本
414530.3329-20.1関合
54310.136240-67.3千代岡
63600.21304-48.9高井
71960.1019892-75.5青野
81040.1158624-72.2岡田
9810.1247076-70.1松田
10780.07733-81.4河合

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/tanzyun.png

11月25日 単純梁 異方性:1次要素 等方性:2次要素

異方性1次 理論値 0.4917(ティモシェンコ梁)

メッシュ要素数変位相対誤差計算者
0.56041670.5091673.56千代岡
0.62032090.50472.6高井
0.71452340.50362.42関合
0.81409870.50282702.3岡田
0.9919740.5005271.80松田
1.2248000.4873933-0.9青野
1.3231320.4884-0.67山口
1.4176170.484033-1.56山本
1.5154330.4820229-2.0進藤
1.6159000.483285-1.7河合
1.8116770.47855-2.67山口
2104600.479058-2.6進藤
324360.4278688-12.98山本
414530.42772-13.02関合
54310.273640-44.3千代岡
63600.339331.0高井
71960.213628-58.5青野
81040.22574-54.1岡田
9810.227502-53.7松田
10780.203271-58.7河合

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/1125I.png

等方性2次 理論値 0.4167

メッシュ要素数変位相対誤差計算者
0.62032090.42380.98高井
0.71452340.430113.22関合
0.81409870.4300583.2岡田
0.9919740.429913.18松田
1.2248000.429783.14青野
1.3231320.429893.16山口
1.4176170.429753.13山本
1.5154330.4298443.2進藤
1.6159000.4297543.13河合
1.8116770.429623.10山口
2104600.42960503.1進藤
324860.42923.00山本
414530.42933.02関合
54310.4278852.69千代岡
63600.42822.78高井
71960.42606232.25青野
81040.42630672.3岡田
9810.4251333.18松田
10780.4244661.8河合

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/1125T.png

12月2日  2部材の単純梁 [#bb9e1071]

メッシュ長さ要素数変位相対誤差計算者
0.71552660.0861-13.0関合
0.81384530.083487-15.7岡田
0.9827660.083312-15.8松田
1.2322790.083574-15.6青野
1.3283430.083668-15.49山口
1.4236670.083680-15.48山本
1.5199580.083516-15.6進藤
1.6194510.086037-13.1河合
1.8109330.084022-15.13山口
2107640.083324-15.8進藤
336180.083497-15.66山本
416230.0852-13.9関合
510070.083104-16.1千代岡
68420.0821-17.1高井
75540.080750-18.4青野
82890.079715-19.5岡田
92610.078427-20.78松田
102320.082495-16.67河合

http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/sekiai/122.png

操作方法

UNIXコマンド

gnuplot

inkscape

salome

LaTex

後藤資料


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