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(Win基本操作) (テキスト編集・保存) (メール) (UNIX) (Fortran) (HTML) (市販ソフト) (プレゼン) (リンク)
お知らせ

情報処理の技法G (2006年度以前、土木環境工学科用)

以下は、2006年度の授業で用いた授業用テキストです。 2007年度は、情報処理センターのシステムが 新しくなったのに合わせて 以下の内容は結構 変わる予定です (例えば、WindowsだけではなくLinuxの操作方法も加わるとか、 プログラムがFortran90ではなくRubyに変わるとか。 主な授業内容は シラバス 参照)。 まだ準備中ですので、もう少々お待ち下さい。

座席表

お知らせ

 ここは 情報処理の技法G の授業用のページです。 予習・実習・復習用等にご利用下さい。  目次の順番は、 授業で扱う順番にほぼ対応させてはおりますが、 実際のところ、みなさんの理解度や進展状況 (やアンケートの意見など) に応じて、予定は大いに変わる可能性があります。

後藤
課題提出用: メール
(質問の際は、 最低限の努力を払ってから)


お手伝いのみなさん 環境構造工学講座 基礎工学研究室 後藤班の卒論生のみなさん)


目次

  1. . Windowsの終了、キーボードの基本操作
  2. . テキストファイルの編集、保存、コピー、移動
  3. . メールの送受信、テキストファイルからの貼り付け
  4. . UNIX サーバーへのログイン、UNIX 上の基本コマンド
  5. . Fortran90の基礎、UNIX 上でのコンパイルと実行
  6. Fortran90で簡単なプログラムを作成(2回目)
  7. Fortran90で簡単なプログラムを作成(3回目)
  8. . HTMLで簡単なウェブページを作成1
  9. HTMLで簡単なウェブページを作成2
  10. HTMLで簡単なウェブページを作成3
  11. . 市販のワープロソフト(例:ワード)の基本操作
  12. 市販の表計算ソフト(例:エクセル)の基本操作
  13. 市販のプレゼンテーションソフト(例:パワーポイント)の基本操作
  14. . プレゼンテーションの技術(書き言葉と話し言葉の違い)
  15. プレゼンテーションの実施

はじめに
ワープロやメールが使えれば、パソコンが「使える」んだろうか?

 この授業は、 「一生、ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」 に対象を限定している訳ではありません。 だから「ワープロやメールの使い方」以外の様々な基本的なこと (にむしろ重点を置いて)を教えます。 しかし、極論して、 「一生、ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」 に話を限定したとしても、 「ワープロやメールの使い方さえ分かればじゅうぶん」かというと、 決してそういうことにはならないと思います。 実は、 正に「ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」の 典型である私の親や友人から、 よくパソコンのことで質問される度にそう痛感します。 どういうことかというと、 「ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」 でも、パソコンを使っていると しょっちゅうパソコンの疑問やトラブルにぶつかるし、 「ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない」からこそ、 いかに初歩的な疑問やトラブルでも、 自力で解決することがまるでできないのです。 例えば、いくら 「ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」 であっても、 メールの過去ログがいっぱいになったから CD-R などに コピーして保存しておきたいなんて思うことはあるでしょう。 そんなとき、 自分が保存したいのは、クリックして「開く」やつだからってことで、

  1. デスクトップ上にある、 メールソフトのショートカットをCD-Rにコピーして、メールログの バックアップを取ったつもりになったり、
  2. さすがに、ショートカットはメール本体ではないと悟ったものの、今度は、 C:\Program Files\ の中にあるメールソフトの実行ファイルを CD-Rにコピーしてメールログのバックアップを取ったつもりになったり、
  3. なんとか、メールの過去ログらしきファイルを見つけて保存したものの、 Aというメールソフトの メールログのテキストファイル(但し拡張子は.txtじゃなくて、 メールソフト独自のもの)を(別のパソコン上で) クリックしても開かないから、 そのファイルを開くには、Aというメールソフトを(購入し) インストールし (続け)なければ ならないと思ってたり、

なんて初歩的な勘違い(ちなみに実例)に はまり込んで、自力で解決する道ははるか遠く、 私に助けを求めてきたりする訳です。 みなさんは、今の時点では、上に列記した「勘違い」の例がどういうことか 理解できなくてもいいですが、 授業が終わる頃までには、こうした「勘違い」の例が如何に 初歩的なものかが理解できるようになってほしいところです。 少しヒントを言うと、 こうした勘違いは、 ファイルの場所や種類を(実行ファイルとデータファイルの違いすら)まるで 意識しなくても/理解しなくても使えるようにしてくれる 「関連づけ」という 「とっても便利な!?」インターフェース機能に無意識に 頼りすぎてしまっていることによって 起きたとも言えます。

 最近のパソコン(のインターフェース)は、 ファイルの場所種類といったとても基本的なことすら 理解しなくても/意識しなくても使えるような便利なものになっています。 しかし、 たとえパソコン(のインターフェース)がどんなに便利なものになったとはいえ、 「ワープロやメールぐらいの用途にしかパソコンを使わない人」は 現実問題として、 しょっちゅうパソコンの疑問やトラブルにぶつかってしまいます。 実は、そうした疑問やトラブルのかなりの部分は、 ファイルの場所や種類といったとても基本的なことを、 ちょっと知っていれば、 簡単に解決したであろうことである場合も多いのです。 身の回りの機械は、中身を分からなくても使えるようになった反面、中身を分からないことによる初歩的な勘違いもしやすくなったってとこだろうか?  それに、 ファイルの場所や種類といったとても基本的なことを知っていれば、 無知ゆえの無駄やトラブルを避けることもできるし、 「ワープロやメールぐらいの用途」以外のものにも パソコンを使ってみようという敷居を低くしてくれるでしょう。

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Windowsの終了、キーボードの基本操作

Windows の終了

初年次ゼミの「ウェブ検索」の話の時に、 既に Windows を起動してブラウザー(ネットスケープ)を使ってもらっているので、 Windows の起動方法やマウス操作についての話は省略します。 念のため、Windows の終了方法だけ説明しておきます。 授業が終わって Windows を終了する場合は、 スタートボタンをクリックすると現れる「Windows の終了」を押すと、 ログオン画面というのが出てくると思うので、 そこで「シャットダウン」をクリックして下さい。 しばらくすると Windows が終了して自動的に本体とモニターの電源が切れます。 くれぐれも電源スイッチを押して電源を切ろうとしないで下さい。

ハングアップ

 パソコンを操作していて何か変な操作をしたりすると、 システムのエラーが生じてパソコンが動かなくなって (キーボードやマウスの操作を一切受け付けなくなって) しまうことがあります。 これを「ハングアップする」と(私は)言います (他に、「フリーズする」とか「固まる」とか「ハングる」とかも 言うようです)。 ハングアップした場合は、 電源スイッチで電源を切ろうとはせずに、まず、 CtrlキーとAltキーの両方を押したまま、更にDeleteキーを押して下さい。 そこでタスクマネージャーの画面が出てきてくれて (マウスの操作も受け付けてくれて) シャットダウンキーをクリックできるなら、 シャットダウンさせて下さい。 それがダメそうだったら、タスクマネージャーが出ている画面でもう一度、 CtrlキーとAltキーの両方を押したまま更にDeleteキーを押してみて下さい。 たぶん再起動されると思います。 そもそも、 CtrlキーとAltキーの両方を押したまま更にDeleteキーを押しても タスクマネージャーなど現れずにハングアップしたままという場合は、 教職員に申し出るようにして下さい。 因みに、どうしようもないときは、電源スイッチを数秒間 押し続けると 強制的に電源が切れます。 くれぐれも電源コードを引っこ抜くなんてことはしないように。

ブラインドタッチ

 これからの大学生活で(というか社会に出てからも) パソコンを使って文章を書いたりする機会がどんどん増えていくと 思いますが、 キーボードのブラインドタッチができるかどうかで 作業効率にかなりの差が出るので、 できるだけ早いうちからブラインドタッチに馴れてしまうことを 薦めます(パソコンを使うことの敷居も低くなるし)。 どの指がどのキーを担当するかは、 例えば以下のページを参照して下さい。

ブラインドタッチを覚えよう 」 (数字キーを担当する指の割り振りは、このやり方の方が私は打ちやすい)。
ホームポジション 」 (まあ、こちらの方が一般的だとは思います)。

なお、ブラインドタッチという言葉自体は和製英語のようです。 また、ブラインドタッチは差別語を連想させるから タッチタイプ/タッチタイピングと 呼んだ方がいいという向きもあります。 その辺の議論は検索すれば色々と出てきますが、 例えば 「ブラインド」と「タッチ」 辺り参照。
おまけ:ちなみにみなさんの使っているキーボードはQwerty配列というものですが、 他に、Dvorak配列なるものもあります。

課題2: タイピングソフトの結果のうち、 「正解率」と「文字数/分」をメールに書いて送る。

提出先:メール
メールの表題:kadai2
提出期限:10/11(水)の授業中
提出例:
-----------------------------------
正解率:96.2
文字数/分:207
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テキストファイルの編集、保存、コピー、移動

テキストファイル

 パソコンのファイルには大きく分けると テキストファイルバイナリーファイルと があります。 テキストファイルは、テキストコードだけで書かれているファイルで、 例えば、メールのテキスト部分、 ウェブページの HTMLファイル、 様々なソフトの元となるプログラムなどです。 バイナリーファイルというのは (バイナリーは「二進法の」という意味ですが)、 機械にとって処理しやすい形式の言葉で書かれたファイルで、 様々なソフトの実行ファイル、 ワードなどのワープロソフトの文書ファイル、 デジカメの画像ファイルなどです。 バイナリーファイルは、例えば実行ファイルであれば、それが動く 機種や OS 上でないと実行できないし、 例えばワープロの文書ファイルであれば、それを表示できる(開ける) ワープロソフトがなければ表示できません。他方、 テキストファイルは、コンピューターの機種や OS や搭載ソフトなどに関係なく、 テキストビューアーで表示したり、 テキストエディターで編集したりすることができます。 テキストファイルを扱えることは、 パソコンの基礎的な技術の一つとなります。

 テキストファイルを扱うことの意味については、例えば、
鐸木能光『テキストファイルとは何か? 知らぬでは済まぬ電脳社会の常識』(地人書館)
鐸木能光『ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC)
複数の仕事をすることについて (結城浩さん)
なども参照してみてください。

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xyzzy でテキストの編集

 さて、情報処理センターの端末には xyzzy というテキストエディターが 入っているので、これを使ってテキストファイルを作成してみましょう (センターの端末には EmEditor というテキストエディターもありますが、 UNIX 上で走らせるプログラムの作成をする場合などは、 文字コードや改行コードを選べる機能のある xyzzy を使った方がいいと思います)。 まず、xyzzy のアイコンをクリックして、xyzzy を立ち上げて、 適当な文章を打ち込んでみて下さい。 半角文字と全角文字の切り替えについては、 ウェブ検索の方法を参照して下さい。 なお、メールの説明のところで詳述しますが、 半角カタカナ はメールなどの文字化けの原因になるので普段から 使わないように気をつけていて下さい。

自分のパソコンにxyyzyをインストールしたい場合は、 この辺から。

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xyzzy でテキストの保存

 では、適当に書いたテキスト文書を保存してみましょう。 初めて作成した文書を保存する場合は ファイルボタン→「名前を付けて保存」 を選んで下さい。 そうするとファイル名を書き込む欄が出てくるので、 aaa.txtみたいな適当な(適切な)名前を つけて下さい。 「練習.txt」のような全角文字を含む名前を付けることは薦めません (理由は UNIX サーバーを使うところで説明します。たぶん)。

拡張子について

 Windows のファイルの名前は、 aiueo.txt とか abcdefg.exe といった具合に、 ファイル名の後ろにピリオドと3文字ぐらいの記号がついています。 このピリオドより後ろについている3文字ぐらいの記号は 拡張子 と言い、ファイルの種類を表しています。 例えば、txt であればテキストファイルだし、exe なら実行ファイル、 jpg なら jpeg形式の画像ファイルといった具合です。

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フォルダ(ディレクトリ)

パソコンの中には、膨大な数のファイルが存在しますが、 すべてのファイルを一ヶ所に入れておくとどこに何があるか 分からなくなってしまうので、普通は、 関係のあるファイルをひとまとめにしてフォルダという入れ物に 入れておきます。フォルダは、クリーム色の紙ファイルみたいなアイコンで 表示されます。フォルダの中に更にフォルダが存在することもあります。 フォルダは、ディレクトリと言うこともあります (WindowsやMacではフォルダと言うことが多く、 UnixやLinuxではディレクトリと言うのが普通)。

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関連づけ

パソコンの中に置いてある色々なファイル (例えば、テキストファイルとか画像ファイルとかワープロの文書ファイルとか)の アイコンをクリックすると、 例えばテキストファイルをクリックするとテキストエディターが起動して テキストファイルを読み込んで編集できる状態になるし、 画像ファイルをクリックすると画像ビューアーが起動して画像が表示されるし、 ワープロの文書ファイルをクリックするとワープロが起動して ワープロの文書を編集できる状態になります。 パソコンの中のあるファイルをクリックした場合に、 そのファイルをどのソフトを起動して開くかということは、 ファイルの拡張子で判断しています。 例えば、情報処理センターの端末パソコンの場合は、 拡張子が.txtのテキストファイルだったらテキストエディターのEmEditorを 起動して開くように設定されているし、 拡張子が.htmlのウェブページのファイルだったら ブラウザーのネットスケープで開くように設定されています。 このように、ファイルをクリックした時に、そのファイルの拡張子に応じて、 適切なソフトを起動してファイルを開く機能のことを「関連付け」といいます。 ちなみに、関連付けの設定は、マイコンピュータのフォルダオプションの 「ファイルの種類」の辺りで変更できます。 ファイルをクリックしただけで、そのファイルを開きたいソフトを起動して ファイルを開くことができる「関連付け」は便利な機能ですが、 ファイルを開く際に、「関連付け」されたソフト以外のソフトで開きたいという 場合も多々あります。 例えば、テキストファイルを関連付けされたEmEditorではなく、xyzzyで開きたいとか、 拡張子が.htmlのウェブページのファイルを ネットスケープで開いて表示するのではなくxyzzyで開いて編集したいとか。 そういう場合は、まずファイルを開きたいソフト(xyzzyとか)を起動しておいてから、 「ファイル」をクリックして、「開く」から、開きたいファイルを指定します。

あと、ファイルのアイコンは、一般には、その拡張子と関連づけられた (つまり、そのファイルをクリックしたときに起動する)ソフトの アイコンになっています。 例えば、拡張子が.htmlのファイルはネットスケープのアイコンで表示されるし、 拡張子が.docのファイルはワードのアイコンで表示されます。 そうすると、「ネットスケープのアイコンをクリックしたからネットスケープが 起動したんだ」「ワードのアイコンをクリックしたからワードが起動したんだ」 と考えたくなりますが、クリックしたファイル自体が起動している訳ではありません。 その拡張子と関連づけられたネットスケープやワードが起動して、 クリックしたファイルを開いているということなのです。

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パス

マイコンピュータやエクスプローラなどで パソコンの中のファイルやフォルダを探していくと、 アドレスバーのところに、 H:\My Documents\kadaiだの H:\My Documents\sagyou みたいに表示されますが、これは、エクスプローラやマイコンピュータで今 表示させているフォルダの場所つまりアドレスを表しているのです。 最初の、H:というのは、ドライブや装置の種類を表しています。 情報処理センター端末パソコンの場合、H:というのは、sextetという ファイルサーバーの中にあることを意味します。つまり、 H:というのは、情報処理センターのファイルサーバーの中であって、 みなさんの端末パソコンのハードディスクの中ではありません。 ハードディスクは C: で表され、フロッピーディスクは A: で 表されます。 H:\ の \ は階層の区切りを示します。 H:\My Documents\kadai は、H:という装置の中の My Documentsというフォルダの中の kadai というフォルダを表示していることを 意味します。このようなパソコンの中のファイルやフォルダの場所を示す アドレスのことをパスと言います。

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エクスプローラでフォルダ作成

 情報処理センターの端末で xyzzy などで作成したファイルを (保存先のパスを特に指定しないで) 保存すると H:\My Documents というフォルダの中に保存されると思います。 これは、みなさんが今 使っている端末のハードディスクの中にある フォルダではなくて、 sextet というサーバーの中にある (みなさん一人一人別々のユーザー)フォルダが表示されているのです (My Documents が表示されている 上の階層には「'sextet' の s7601234」みたいに各自のユーザーIDが 表示されていると思います)。 課題や遊びなどで作成したファイルをどんどん H:\My Documents の中に置いていくと、 ファイルが増えすぎて、どれが何のファイルだか分からなくなって、 後で困るので、ファイルの置き場所を整理するために H:\My Documents の中にフォルダを作ってみましょう。 まず、 マイコンピュータのところにマウスのポインターを持っていって 右クリックしてエクスプローラを選択 します。 そして、 'sextet' の s7601234(H) みたいに表示されている左端の+のマークのところを押すと、 その下の階層にある H:\My Documents が現れるので、そこを選択します。 フォルダの(樹形図)表示に出てくる+マークは、 そのフォルダの中に更にフォルダ(サブフォルダ)があるという意味で、 +マークをクリックすると、その中のフォルダが表示されます。 H:\My Documents を選択すると 「xyzzy でテキストの保存」で保存した aaa.txt という テキストファイルが表示されていると思います。 ここで H:\My Documents の中にフォルダを作るには、 「ファイル」→「新規作成」→「フォルダ」 を選択します。そうすると、 「新しいフォルダ」というのが (反転文字で)現れるので、 そこをクリックして kadaiみたいな適当(適切)な名前に変更します。 フォルダ名に全角文字を使うことも薦めません。 同じ要領で、もう一つsagyouというフォルダを 作ってみます。

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エクスプローラでファイルの移動・コピー

では、まず、aaa.txt を kadaiフォルダの中に移動してみましょう。 マウスのポインターを aaa.txt の上に持っていって、 そこで左クリックを押したまま (マウスを動かすと aaa.txt のアイコンもマウスのポインターと 一緒に動いてくれるので)、 kadaiフォルダの上でクリックを離すと、aaa.txt は kadaiフォルダの 中に移動されています。 こういう操作を ドラッグ&ドロップといいます。 尤も、パソコンの設定によっては、左クリックの ドラッグ&ドロップがファイルの移動ではなくてファイルのコピーに なってたりもするので、移動かコピーかをはっきり識別して操作したい場合は、 右クリックでドラッグ&ドロップすると、 「ここにコピー」か「ここに移動」か「ショートカットの作成」かを 訊いてきてくれる。

kadaiフォルダの中の aaa.txt を sagyouフォルダに移動するには、 まず kadaiフォルダに入ってから、 上と同様に、 aaa.txt をドラッグ&ドロップでsagyouフォルダに移動させます

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マイコンピュータでファイルの移動・コピー

 人によっては、マイコンピュータで操作した方が、 ファイルの移動・コピーが(直感的に?)分かりやすいかも知れません。 マイコンピュータを使って sagyouフォルダの中の aaa.txt を kadaiフォルダに移動してみましょう。 まずは、マイコンピュータのアイコンを(左クリックで)ダブルクリックして、 マイコンピュータを立ち上げます。 'sextet' の s7601234(H) みたいに表示されている sextetサーバー内の各自のフォルダをクリックし、 H:\My Documents 内の sagyouフォルダをクリックして aaa.txtを表示させます。 ここでマイコンピュータをもう一つ立ち上げます (マイコンピュータのアイコンをもう一回ダブルクリックします)。 H:\My Documents\sagyou\aaa.txt を表示させた方のマイコンピュータは そのままにしておいて、後から立ち上げた方のマイコンピュータで、 H:\My Documents\kadai フォルダの中を表示させます。 そうしたら、 「 エクスプローラでファイルの移動・コピー 」 と同じ要領で、 aaa.txt を sagyouフォルダからkadaiフォルダにドラッグ&ドロップして移動させます(これは右クリックによるドロップの例)。

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メールの送受信、テキストファイルからの貼り付け

注意: 2005年度からは ウェブメール の使用を薦めているので、 以下のAirMailというメールソフトは使わなくて構いません。 ウェブメールではなく、パソコン端末にインストールされたメールソフトも 使ってみたい人のみ、以下の説明を参照してください。

AirMail の起動

 みなさんの端末には AirMail というメールソフト(メーラー)が 入っているので、まず AirMail のアイコンをダブルクリックしてみて下さい。 ユーザー名とパスワードを入れる欄が 表示されるので、自分のユーザー名とパスワードを入れて OK をクリックして 下さい。すると受信箱が開きます。

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メールを書いて送信

 AirMail の受信箱が開いた状態で、 「発信」の「書く」を選択 します。 発信ウィンドウが開く ので、「宛先」欄に送り先のメールアドレスを書きます (この例のアドレスをそのまま書かないように!  私にメールが届いてしまいます)。 まず、自分のメールアドレスを書いて自分自身にメールを送ってみて下さい。 「表題」欄にはメールの題を書きます。 メールの本文は、一番下の大きい空欄に書いていきます。 メールの本文は、1行が30文字程度以内に収まるようにして、 1行ごとに改行を入れて書いて下さい。 半角カタカナ を使うと 文字化けを誘発するので、 半角カタカナ は使わないでください。 その他にも 「機種依存の文字があるので気を付けて下さい。 書いたメールを送信するには、 「ファイル」の「送信」 を選択して下さい。

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メールの受信

 メールを受信するには、受信箱が開いた状態で、 「フォルダ」の「チェック」 を選択して下さい。 もし、誰かからメールが届いていれば、受信箱に 届いたメール(の日付と発信者アドレス等)が表示されます。 メールの中身を読むには、その 受信メールの(日付やアドレスが表示されてる)とこをクリックすると、 メールの本文が読めます。

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メールをテキストファイルに保存、テキストファイルから挿入

 メールの文章をテキストファイルとして保存するには、受信箱で 「ファイル」の「メール保存」 を選択します。そうすると、 保存する場所を訊いてくるので、適切なフォルダーを指定し、適切なファイル名を付けて 保存します(ファイル名に漢字などの全角文字を使うことは薦めません)。
 メールを送信する際に、テキストファイルの文章をメールに挿入したい場合は、 発信ウィンドウで 「ファイル」の「挿入」 を選択すると、テキストファイルの全テキストが送信メールに挿入されます。
 テキストファイルとメールとの間で、文章のある部分を (一方から他方に)コピーして利用したい場合には、 マウスの領域指定で(一方から)コピーして(他方へ)貼り付けるという 方法が便利です。 マウスで領域指定するには、左クリックを押したままでコピーしたい領域を なぞると、領域指定した部分が反転表示されます。 そこで右クリックを押すと「コピー」という選択肢が出てくるので、 それを選択して、コピーしたい先へマウスのポインターを持っていって もう一回右クリックを押すと「貼り付け」という選択肢が現れるので、 それを選択します。

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添付ファイル・文字コードその他の注意事項

 メールの送受信に関して注意すべきことはいっぱいありますが、取り敢えず ここの 「怪しい添付ファイルは開かない!!」 「文字コードにも気をつけよう」 「その他の注意点(ネチケット)」 辺りを参考にして下さい (メールソフトは AirMail ではありませんが)。

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UNIX サーバーへのログイン、UNIX 上の基本コマンド

UNIXサーバーへのログイン

 まず、Telnet と書かれたアイコンをダブルクリックして起動します。 するとホスト名を訊かれるので、 octet.ipc.akita-u.ac.jp を選んで OK をクリックして下さい。 認証画面が現れるので ユーザー名とパスワードを入れて OK をクリックします。 すると、octetサーバーにログインできて UNIX のコマンド入力画面が現れます

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ls(ファイルの表示)

 ファイルのリストを表示するには ls と入力してエンターを押します。 但しこれだと (ファイルの先頭に「.」が付いている)隠しファイルは表示されません。 隠しファイルも表示させるには ls -a と打ちます。 そうすると隠しファイルと隠しディレクトリー(フォルダー)が表示されます。 ファイル名の後ろに / が付いている( .kde/ とか .win/ とか)は、 それがディレクトリーであることを表しています。 因みに、 ./ は今、自分のいるディレクトリーを、 ../ は一つ上の階層のディレクトリーを表します。

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cd(ディレクトリー移動)

 ディレクトリー(フォルダー)の中に移動するには 「 cd ディレクトリー名 」と打ちます。 例えば .win/ の中に移動するには、 cd .winと打ちます ( cd と .win の間には半角スペースがあるからね)。 そうすると、.win/ の中に移動するので、そこで ls と打ってみると、 AIRMAIL.INI というファイルと MyDocuments/ というディレクトリーがあることが分かります。 この MyDocuments/ は、実は、 Windows のデスクトップ上にショートカットのある H:\My Documentsフォルダーなのです。 では、 cd MyDocuments と打って MyDocuments/ の中に移動してから ls と打って MyDocuments/ の中を見てみましょう (UNIX は大文字と小文字の区別があるからね) 。 エクスプローラでフォルダ作成 」のところで作った kadai/ と sagyou/ のディレクトリー(フォルダー)名が表示されます。

more(テキストファイル表示)

 ここで、 cd kadai と打って kadai/ の中に移動して ls で kadai/ の中を見ると 、 「 xyzzy でテキストの保存 」 のところで作った aaa.txt というテキストファイル名が表示されます。 UNIX 上でテキストファイルの中身を表示させるには(いくつかの方法がありますが)、 more というコマンドが便利です。 しかし、みなさんの環境で more aaa.txt と打つと、 半角英数文字の部分は表示されますが、 全角文字で書いた部分は文字化けして表示されません。 これには、文字コードに関係する以下のような理由があります。

文字コード(SJIS と EUC)

 Windows では全角文字に Shift-JIS コード(SJIS)が使われていますが、 UNIX では全角文字に EUC コードが使われています ( 現在、パソコンの文字コードは徐々に Unicode へ移行しつつあるが、現状ではまだまだ SJIS や EUC が使われている)。 みなさんが UNIX 画面を表示するのに使っている Telnet(TeraTerm)の設定は UNIX で扱われる EUC コードの全角文字を表示するための設定になっているので、 みなさんが Windows上で作成した SJIS コードのテキストファイルを UNIX画面で 表示しようとすると文字化けしてしまいます。 UNIX 画面で、SJIS コードのテキストファイルを読めるようにするには、 EUC コードに変換する必要があります。

文字コード変換(Windows上でxyzzyエディターを使う場合) この方法が簡単だと思います

 文字コード変換したいテキストファイルを xyzzy エディターで開きます。 そして、(編集し終わったファイルを保存する時に) 「ファイル」→「名前をつけて保存」を選び、 「エンコーディング」に「日本語(EUC-JP)」を選び、 「改行コード」に「LF」を選んで保存します (これはaiueo.f90というプログラムファイルをEUCコードで保存する例)。 また、いったん EUC コードで保存したプログラムファイルなどを編集したい 場合は、ファイルの読み込み画面で同様に 「エンコーディング」に「日本語(EUC-JP)」を選べば、 日本語が読める状態で編集ができます。

文字コード変換(UNIX上でnkfを使う場合) この方法も覚えておくと便利かも

(Windows上で)SJISコードで書かれた aaa.txt を UNIX 上で 読めるように EUC コードに変換するには nkf というコード変換のコマンドを使います。例えば、aaa.txt を EUCコードに変換したファイルを aaae.txt としたければ、 nkf -e aaa.txt >aaae.txt のように打てばよく、それから more aaae.txt と打てば、全角文字の部分が読めるようになりますnkf -e aaa.txt > aaa.txt のように変換前のファイル名と変換後のファイル名を同じにすると、ファイルの中身がなくなってしまうので、 変換前と変換後の名前は違う名前にするように!

 このように、Windows 上では普通に読める日本語のテキストコードが、 他の OS 上では文字化けして読めなくなるということは、 よくあることです (文字コードの変換や適切な環境設定をすれば、たいがいは 対処できますが)。 そのような事情もあり、 Windows 上で作成したファイルを、他の OS 上でも扱う可能性がある場合は、 ファイル名は半角英数字にしておいた方が無難です (ファイル名に全角文字を使う問題は 他にも色々ある)。

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pwd(私は今どこにいるの?)

 さて、こんなふうにディレクトリーの中のそのまたディレクトリーの中へと 移動していくと、自分が今どこにいるのか分からなくなってきます。 自分が今いるディレクトリーを表示させるには、pwd と打ちます。すると、 .win/MyDocuments/kadai のように、今いる場所を示してくれます (pwd は print working directory の略)。 自分のユーザーディレクトリーの一番上の階層 ./ から、 一度に .win/MyDocuments/kadai の中へ移動したい時は、「cd .win/MyDocuments/kadai 」のように 打ちます。 裏技: 因みに、.win/ の中に MyDocuments 以外に My.... というファイル名/ディレクトリー名がなければ、 cd .win/My*/kadai のように打っても大丈夫です。 これは、 My* と書くと Myの後ろがどんな文字でも当てはまるという 正規表現 を利用しています。 例えば、ls *.txt と打てば、拡張子が txt のファイルだけを表示することが できます。

cd ..(一つ上の階層に移動)

 今いるディレクトリーから一つ上のディレクトリーに移動する時は、 「 cd .. 」と打ちます。 二つ上の階層に移動する時は、「 cd ../.. 」です。 単に「 cd 」と打てば、どこにいても、 自分のユーザーディレクトリーの一番上に移動します。

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logout(ログアウトして終了)

 UNIX 画面上での操作を終了する場合は、logout と打ち込んで下さい。 あるいは、それが面倒な人は、Cntlキーを押しながら d のキーを押しても 同じことです。 すると、 起動していた Telnet の画面 が閉じます。

その他の UNIX コマンド

 その他の UNIX コマンドについては、

後藤班のパソコンの使いかた(Linux編)
UINIXの基本コマンド (基本操作の分かりやすい説明)
UNIX Operation I(より専門的で詳細な説明)

辺りを参照のこと (というか、UNIX の操作方法なんてウェブ検索すればいっぱい出てくる)。 但し、 UNIX に標準搭載されているテキストエディターとして紹介される vi は、 かなりマニアックな エディターなので (使い慣れると異様に使いやすいのは確かだけど) パソコンの初心者には全く薦めません。 というか、みなさんの場合は、Windows 上の xyzzy で作成したファイルを My Documents 内に保存すれば、 それを UNIX の自分のユーザーディレクトリーの中からも (.win/MyDocements/ へ移動して)見れるので、 vi などの UNIX 上のエディターを使う必要は特にないと思います。

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GUI と CUI

 先週まで Windows 上で操作してきたような、 アイコンをクリックするとソフトが起動したり、 複数のウィンドーを開いてファイルを ドラッグ&ドロップ して移動させたり、といった具合に、 グラフィック画面を見ながら(コマンドを覚えなくても、 ある程度 直感的に)パソコン操作ができるようにしてある ユーザーインターフェース のことを GUI (グラフィカル ユーザー インターフェース) と言うのに対して、 UNIX のコマンド入力画面で、 様々な操作命令を ls とか cd といった文字列で入力し、 その結果も画面上に文字で表示されるような ユーザーインターフェース のことを CUI (キャラクター ユーザー インターフェース) と言います。 この授業では(パソコン環境の都合で)、 Windows を GUI 環境で、 UNIX を CUI 環境で使いますが、 「Windows は GUI だから使いやすいけど、 UNIX は CUI だから使いにくい」ということではありません。 Windows にも CUI 環境はあるし、 UNIX にも GUI 環境はあります。 Windows の CUI 環境は、「スタート」→「(すべての)プログラム」 →「アクセサリ」の中あたりに出てくる 「コマンドプロンプト」というのをクリックすると現れます。 ただ、Windows のコマンドプロンプトのコマンドは、 UNIX コマンドと微妙に違わせてあります (ls ではなく dir とか)。 UNIX (やLinux)では、 GNOME とか KDE といった GUI 環境を用いたウインドーマネージャーが使われます。 例えばGNOMEの操作画面の一例は こんな感じで、 Windows の操作方法とだいたい同じです ( Linux上のGNOMEやKDEの様々な画面は この辺にも紹介されています。 それなりにおしゃれな画面でしょ ) みなさんの端末には Turbolinux 6.0(だったかな?)が一応、入ってはいて、 起動時に Turbolinux を選択して起動させることもできるようですが、 残念ながらみなさんのユーザーID で Turbolinux にログインすることはできません (Turbolinux を間違って起動させてしまった人は、 「Shutdown」ボタンをクリックして下さい。 「Shutdown or restart?」というメニュー画面が現れるので、 そのまま電源を切りたい時は「Shutdown」を、 Windows を起動したい場合は「Shutdown and restart」をクリックして下さい)。 Linux 上の GNOMEKDEが どんな感じなのかいじってみたいという人は、 私の部屋に来ればいじらせてあげます。

 GUI が使いやすいから CUI より優れているとかそういうことは、 必ずしも言えません。 勿論、初心者にとっては、 GUI の方がとっつきやすくて使いやすいのは確かですが、 慣れた人にとっては、 CUI の方がやりたいことを効率的にできる場合も多いのです。 例えば、自分がコンピューターにやらせたいことの手順を CUIのコマンドとして並べて書いたものは、一種のプログラムとして 利用したりできます。

参考: The World According GUI and CUI

先頭目次UNIX目次

Fortran90の基礎、UNIX 上でのコンパイルと実行

 Fortran90の基礎的な文法について参照するには、 京都大学の冨田博之先生 テキスト がとても有用です。 この授業では、プログラム言語というのがどういうものなのかを なんとなく理解してもらう (そして、様々なソフトの実行ファイルも、 プログラムソースとして書かれたものをコンパイルしてできているんだ ということを 想像くらいはできるようになってもらう) ことなので、 できるだけ(覚えることが少なくて)簡単に使えるプログラム言語 という意味で (私が使えるプログラム言語という訳ではなく) Fortran90 をやってもらうことにしました。 最近は、日本語プログラミング言語 ひまわり だの なでしこ といったものもあるようですが、みなさんの環境では使えません。 これで興味を持ってプログラム言語をちゃんと勉強してみたいと 思った人には、 C とか Java とかをお薦めします。 なお、4年生パソコンゼミ用?に以下のテキストをg77用に書き換えたものはこちら

コンパイルと実行

 まず、My Documents の中に f90 というディレクトリーを作りましょう。 Windows 側で作るなら、 エクスプローラかマイコンピュータで作ればいいでしょう。 UNIX 画面で作るなら、.win/MyDocuments/ の中に移動して、 mkdir f90 と打てば f90 というディレクトリーができます。 では、まず「あいうえお」と画面に表示させるだけのプログラムを 作ってみましょう。 テキストの参照すべき箇所は、 1.3.1. プログラム単位2.1.2. 文字列の出力です。 xyzzyエディターを開いて、


print *,"あいうえお"
end

と書き込んだら、「ファイル」→ 「名前を付けて保存」を 選び、「保存する場所」を H:\My Documents の中の f90 (H:\My Documents\f90)とし、 「ファイル名」を aiueo.f90 とし、 「ファイルの種類」を「すべて」として、 「エンコーディング」に「日本語(EUC-JP)」を選び、「改行コード」に「LF」を選んで 保存します。 さて、aiueo.f90 は単なるテキストファイルなので、 このままでは、コンピューターが aiueo.f90 に書かれた プログラムの内容を理解して実行することはできません。 これを実行できるようにするには、 aiueo.f90 に書かれたプログラムを、 コンピューターが理解できる機械語に翻訳する必要があります。 人間が理解できるプログラム言語で書いたテキストファイル (ソースコード)を コンピューターが理解できる機械語に翻訳する操作のことを コンパイルといいます。 aiueo.f90 をコンパイルするには、 f90 aiueo.f90 -o aiueo と打ちます。 すると、

aiueo.f90
   main program

2 Lines Compiled

みたいに表示されて、プログラムが 2行コンパイルされたことが 分かります(もし、プログラムに間違いがあると、ここでエラーが表示されます)。 ls と打ってみると、aiueo* という実行ファイルができているのが確認できます (末尾に付いている * は実行ファイルであることを表しているだけなので、 ファイル名を打ち込む時は * は打つ必要はありません。 尚、f90 aiueo.f90 とだけ打ってコンパイルした場合は、 a.out という実行ファイルができあがります。 このやり方だと、違うプログラムをコンパイルするたびに、 a.out が上書きされてしまうので、 -o aiueo というオプションを付けて、実行ファイルが aiueo というファイルに出力されるようにしている訳です)。 aiueo と打つと、 aiueo が実行されて「あいうえお」と表示されます。

プログラムの強制終了

 プログラムの実行中にプログラムを強制終了させたい場合は、 Cntlキーを押しながら c を押して下さい。

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型宣言、データ入力、代入

 長方形の短辺と長辺を入力すると長方形の面積を表示するプログラムを 作ってみましょう。例えば、


real :: tanpen, tyouhen, menseki
  print *,"長方形の短辺を入力して下さい"
   read *,tanpen
  print *,"長方形の長辺を入力して下さい"
   read *,tyouhen
  menseki=tyouhen*tanpen
  print *,"長方形の面積は:",menseki
end

みたいなプログラムを xyzzyエディターで 書いてEUCコードで menseki1.f90 に保存し、 それを f90 menseki1.f90 -o menseki1 でコンパイルして実行すると、「長方形の短辺を入力して下さい」と表示されます。で、例えば 3 と入力してエンターを押すと、「長方形の長辺を入力して下さい」と表示されるので、例えば 4 と入力してエンターを押すと、「長方形の面積は:12.0」と表示されてプログラムが終了します

 プログラムの中身を少し説明します。

real :: tanpen, tyouhen, menseki 

これは、tanpen, tyouhen, menseki という3つの変数を実数として使うことを 宣言しています テキスト参照箇所: 4.1.1. 基本的な型宣言)。

print *,"長方形の短辺を入力して下さい" 

これは、「長方形の短辺を入力して下さい」と画面表示するということです。

 read *,tanpen

これは、キーボードから入力した数字を tanpen に入れるという ことです テキスト参照箇所: 7.2.1. 入出力文)。

 menseki=tyouhen*tanpen 

これは、tyouhen と tanpen を掛け算した数値を menseki に代入する ということです。右辺を計算した数値を左辺に代入します。 例えば、x を x+1. と置き換える場合は、x=x+1. のように書きます ( x+1.=x みたいに逆に書かないように!)。 四則演算子は以下のようになります。

足し算+
引き算-
かけ算*
割り算/

但し、割り算の場合、整数型どうしの割り算の答えは整数に なります(例えば、10/3の答えは3.3333ではなく3になってしまう)。 実数型として計算したい数字は、10./3.のように小数点を 省略しないで書く必要があります。 あと、xの2乗は x**2 で計算できます。2乗や3乗の**2や**3は 整数型で構いません。x**2.と書くと、 コンピューターはx*xではなく、x**1.999999の計算と 同じような処理をするので計算速度が遅くなってしまいます (テキスト参照箇所: 2.1. 算術演算)。

課題3: menseki1.f90 を参考にして、 三角形・台形などの幾何学図形の面積や、 円錐・球などの立体の体積を求めるプログラムを作りなさい (長方形の面積はここに書いてあるのでダメ)。

提出先:メール
提出法:プログラムのテキストをメールに貼り付けて送る
    メールの件名:kadai3s7501234  (kadai3に続けて学籍番号。いずれも半角)
    (添付ファイルにしないこと)
提出期限:11/7(火)
提出例
------------------------------------------
学籍番号:7501234
氏名:後藤文彦
real :: tanpen, tyouhen, menseki
  print *,"長方形の短辺を入力して下さい"
   read *,tanpen
  print *,"長方形の長辺を入力して下さい"
   read *,tyouhen
  menseki=tyouhen*tanpen
  print *,"長方形の面積は:",menseki
end
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Fortran90で簡単なプログラムを作成(2回目)

IF構文(場合分け)、DO構文(繰り返し)

 ただ長方形の面積を求めるだけでは面白くないので、 短辺を長辺より長く入れたら警告を表示して計算してくれないプログラム (menseki2.f90)を作ってみましょう。


real :: tanpen, tyouhen, menseki
  print *,"長方形の短辺を入力して下さい"
   read *,tanpen
  print *,"長方形の長辺を入力して下さい"
   read *,tyouhen
 if(tanpen > tyouhen) then
   print *,"短辺が長辺より長いので計算しません"
 else
  menseki=tyouhen*tanpen
  print *,"長方形の面積は:",menseki
 end if
end

ここで登場する

 if(条件A) then
   操作B
 else
   操作C
 end if

という構文は、条件Aを満たす場合は、操作Bを実行し、 満たさない場合は操作Cを実行しなさいということ テキスト参照箇所: 3.2. ブロックIF構文)。
条件式の書き方は以下のようになります。

a=bならば if(a==b)
a>bならば if(a>b)
a<bならば if(a<b)
aがb以上ならば if(a>=b)
aがb以下ならば if(a<=b)
aがbと違うならば if(a/=b)

 短辺を長辺より長く入れたら計算しないで終わってしまうのでは 今ひとつ面白みがないので、 短辺を長辺より短く入れてくれるまでデータ入力を繰り返す プログラム(menseki3.f90)を作ってみましょう。


real :: tanpen, tyouhen, menseki
 do
   print *,"長方形の短辺を入力して下さい"
    read *,tanpen
   print *,"長方形の長辺を入力して下さい"
    read *,tyouhen
  if(tanpen < tyouhen) exit
   print *,"短辺は長辺より短くして下さい"
 end do
  menseki=tyouhen*tanpen
  print *,"長方形の面積は:",menseki
end

ここで登場する

do
  操作A
 if(条件B) exit
  操作C
end do

という構文は、 条件B が満たされない限りはいつまでも操作A, 操作C を繰り返すということ テキスト参照箇所: 5.1. 決まった回数の単純な繰り返し5.3. 途中で抜ける)。

課題4: menseki3.f90 を参考にして、 ある条件 (例えば「体積が1000以上になる」とか) を満たすまでデータ入力を繰り返し、 三角形・台形などの幾何学図形の面積や、 円錐・球などの立体の体積を求めるプログラムを作りなさい (長方形の面積はここに書いてあるのでダメ)。

提出先:メール
提出法:プログラムのテキストをメールに貼り付けて送る
    メールの件名:kadai4s7501234  (kadai4sに続けて学籍番号。いずれも半角)
    (添付ファイルにしないこと)
提出期限:11/14(火)
提出例
------------------------------------------
学籍番号:7012345
氏名:後藤文彦
real :: tanpen, tyouhen, menseki
 do
   print *,"長方形の短辺を入力して下さい"
    read *,tanpen
   print *,"長方形の長辺を入力して下さい"
    read *,tyouhen
  if(tanpen < tyouhen) exit
   print *,"短辺は長辺より短くして下さい"
 end do
  menseki=tyouhen*tanpen
  print *,"長方形の面積は:",menseki
end
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Fortran90で簡単なプログラムを作成(3回目)

配列

 まあ、1次元配列ぐらいは使ってみましょうか。 クラスの一人一人の試験の点数を読み込んで、 平均点と不合格者(60点未満の人)の番号を出力するプログラムを作ってみましょう。


   real, dimension(100):: tensuu   ! 点数を入れる実数形の1次元配列
               integer :: i,ninzuu ! 繰り返しステップ数、人数
                  real :: goukei   ! 全員の点数の合計
! データ入力
 read *, ninzuu
  do i=1,ninzuu
     read *, tensuu(i)
  end do
! 合計点の計算
  goukei=0.
  do i=1,ninzuu
     goukei=goukei+tensuu(i)
  end do
! 合計点を人数で割って平均点を出す
    print *,"平均点は:",goukei/ninzuu
! 不合格者番号の表示
  do i=1,ninzuu
     if(tensuu(i) < 60. ) then
        print *,"不合格者番号:",i
     end if
  end do
end

まずはプログラムについて少々。

   real, dimension(100):: tensuu

 これは tensuu(1)〜tensuu(100) までの 100個の成分を取り得る 1次元配列(まあ1次元だからベクトルと言ってもいいけど)を宣言している テキスト参照箇所: 6.1. 1次元配列)。

              ! 点数を入れる実数形の1次元配列

! (半角文字のびっくりマーク)を書いたところから改行までは コメントとみなされるので注釈とかを書ける テキスト参照箇所: 1.2.2 自由形式)。

integer :: ninnzuu

人数を入れる変数を整数形で宣言する。 数を数えたりする場合の数字は整数形にして、 実数形とは区別して扱う テキスト参照箇所: 4.1. 実数型と整数型)。

  do i=1,ninzuu
     read *, tensuu(i)
  end do

まず、i=1 のとき tensuu(1) を読み込み、次に i=2 のとき tensuu(2) を 読み込み……と続けていって、最後に i=ninzuu となり tensuu(ninzuu) を 読み込む テキスト参照箇所: 5.1. 決まった回数の単純な繰り返し)。

  do i=1,ninzuu
     goukei=goukei+tensuu(i)
  end do

まず、i=1 のとき goukei=0+tensuu(1) つまり goukei=tensuu(1) となる。 i=2 のとき goukei=goukei+tensuu(2) つまり goukei=tensuu(1)+tensuu(2) となる。 ……を続けていって、i=ninzuu のとき goukei=goukei+tensuu(ninzuu) つまり goukei=tensuu(1)+tensuu(2)+.....+tensuu(ninzuu) となる テキスト参照箇所: 5.1. 決まった回数の単純な繰り返し)。

    print *,"平均点は:",goukei/ninzuu

実数形を整数形で割る場合は答えは実数形になると思うので、 特に形を一致させる必要はないと思いますが、 ninzuu を実数形にする必要のある場合は、real(ninzuu)のように すると実数形に変換されます。 例えば、 整数形の10を整数形の3で割ると、答えが整数形の3になったりするので、 実数として割られることを期待する変数は real で実数形に変換する 必要があります。 逆に x**3 などを計算する場合、3 が整数であれば、 コンピューターは素直に x*x*x を計算してくれますが、 x**3. などと書いてしまうと、コンピューターは (x**2.999999999 を計算する場合と同じように対数を取ったりして?) すごく難しい計算をしてしまうので、計算時間の無駄になってしまいます。 (テキスト参照箇所: 4.1.3. 型の変換 )。

 さて、このプログラムを実行すると、 最初に人数の入力を求められて、その後、 人数ぶんの点数の入力を求められるが、 これをいちいちキーボードから打ち込むのではめんどくさいし、 間違いが起きやすい。 こういう場合は、入力データをファイルにして入力してみましょう。 まず、 xyzzyエディター を開いて、

10
95.
20.
65.
70.
50.
0.
80.
100.
45
60

みたいな入力データを作り、 改行コードを LF として tensuu.d というファイル名で保存しておきます (上の例は、1行目に人数の10人が、2行目から11行目までに 10人ぶんの点数が並んでいる)。 f90 heikin.f90 -o heikin でコンパイルしたら、 heikin < tensuu.d のように実行してみて下さい。 ファイルから入力されて実行されると思います。 画面に表示される実行結果を kekka.out というファイルに出力 したい場合は、heikin < tensuu.d > kekka.out のように 打ちます。

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課題5: heikin.f90 を、 最高点の人の番号と最低点の人の番号も出力できるように 改造しなさい。 (標準偏差も出すとか、他にも機能を加えたい人は加えて構いません)。

提出先:メール
提出法:プログラムのテキストをメールに貼り付けて送る
    メールの件名:kadai5s7501234  (kadai5sに続けて学籍番号。いずれも半角)
提出法:プログラム、入力ファイル、出力ファイルの順に同一のメールに貼り付けて送る
    メールの表題:kadai5
    (複数のメールに分割しないこと)
    (添付ファイルにしないこと)
提出期限:11/21(火)
提出例
------------------------------------------
学籍番号:7012345
氏名:後藤文彦
プログラム本体
------ここから-------
 real, dimension(100):: a
 integer:: n
 read n
 do i=1, n
  read *, a(i)
  print *, a(i)**2
 end do
end
------ここまで-------
入力ファイル
------ここから-------
3
1.
2.
3.
------ここまで-------
出力ファイル
------ここから-------
1.0
4.0
9.0
------ここまで-------
先頭目次Fortran目次

HTMLで簡単なウェブページを作成1

ウェブページは HTML (HyperText Markup Language) というマーク付け言語で書かれています。 マーク付け言語 (マークアップ言語) というのは、テキストにマークを付けることで、 段落などの文章の構造や、文字の種類、リンク先などを指定する方式の言語です。 マーク付け言語には様々なものがあります。 SGMLとか XMLなど、 なんとかMLとつくのはたいていマーク付け言語の略で、 言語的にも親戚関係にあったりしますが、 やや毛色の違うマーク付け言語として、 数式の記述や組版などで威力を発揮する LaTeX(ラテフ) みたいなものも あります (私も文章を作成するときはLaTeXを 多用しています)。 HTML よりも更に拡張性のあるマーク付け言語として、 XML というのがあるんですが、 XML は、ネットワーク上でデータをやりとりする電子商取引などで普及していく ことが見込まれているようです。 例えば土木で関係のありそうなところだと、 建設CALSでは SGMLが 使われているようですが、これからは XML が使われるようになっていくかも知れません(私はこの辺の話題には疎いので、 「 What's 建設CALS/EC」とかをご参考に)。 ワードやエクセルなどの市販のワープロソフトや表計算ソフトを使えさえすれば、 他のことは何も分からなくていいという考え方もあるにはありますが、 マイクロソフトの Office 2003 だって XML に対応したし 一太郎だって XMLテンプレート みたいなのを用意したし、 これからはますます XML が様々な文書やデータの標準的なフォーマットとして 利用されるようになっていくことと思われます。 更に、最近の動向として、XMLをベースにしたOpenDocumentというファイル形式が XML関連の標準化団体OASISによって承認され、 更にISO(国際標準化機構)の標準に認められました。 これからは、オープンな標準ファイル形式として OpenDocumentが普及して一般化する可能性 が高いです (MSオフィスとも互換性のあるフリーのオフィスソフトの OpenOffice バージョン2.0.0からOpenDocumentを採用したし、 一太郎も 一太郎2006からOpenDocumentに対応する。 さて、 マイクロソフトだけはこの流れに逆らうのだろうか?。 ちなみに 次世代MSオフィスのファイル形式は、 Microsoft Office Open XML Formats という 独自の XML仕様で、拡張子が、docx, xlsx, pptxと なるようだけど、 XML仕様になることで、 OpenOffice とかXMLベースのオフィスソフトとの互換性はそれなりに高くなるんだろうか? 独自仕様じゃなくて、 オープン仕様のOpenDocumentを採用してくれればいいのに ( Microsoft Office Open XML 標準化しようという動き もあるようだけど、すなおに OpenDocument を使ってくれればいいのに) 。 どうも、 MS-Office2007からは、アドインをインストールするならOpenDocumentに対応するみたいだ。 いちいちアドインをインストールしないといけないのでは、 MS文書を メール添付 してよこした人に「OpenDocumentで送り直してください」 とひとこと言うだけでは対応できないかも)。 勿論、OpenDocumentのように、 XMLをベースにした文書やデータを扱うようになるとしても、 ユーザーレベルでは実際にはワープロのような編集ツールを使うことになるので、 XML形式のテキストファイルを テキストエディターで直接 編集したりするようなことが必要になることは まずないでしょうが、 (今後、ますます標準的なデータ形式となる)「XMLとはどんなものか?」ということを、 少しは想像できるようになっていることは重要だと思います 車を運転するのに車の内部構造の知識も少しはあった方がいい場合があるのと同様に )。 その意味でも、マーク付け言語の基礎として、HTML を (自分で簡単なソースくらいは書ける程度に)学んでおくことは、 これからはますます重要 (というか、いざという時に役に立つ技能?) になってくるような気がします。 というより、 ちょっとしたウェブページを HTML で書けるようになっておくことは、 様々な情報発信の場面でもとても有用だと思います (この授業用のページ程度のものなら、 テキストエディターしか使えない環境でも 気軽に用意したりとかもできるし。 HTML以外の各種のマークアップ言語も学びやすくなるし)。

HTML には様々なバージョンが存在しますが 、 ここでは、上に書いたようなことも念頭に置いて、 HTML を XML で再定義した XHTML (1.1)の書き方をやっていきたいと思います (課題を ページビルダーのような支援ソフトで書かせたり、 ワードで HTML 変換したりできないようにしておくためというのもやや ありますが)。

先頭目次HTML目次
ウェブページ作成練習の準備

 まず、H:\My Documents の中に、html というディレクリーを作って下さい。 まず、 web1.html, web2.html, web3.html, web4.html, mihon.css を H:\My Documents\html の中に保存して下さい。 これらのファイルを保存するには、マウスのポインターをこれらの リンク先(下線が引かれて青か紫の色がついている状態)の上に置いて、 右クリックを押し、「リンクターゲットに名前を付けて保存」を 選んでください (リンク先をクリックしてファイルを開いてから保存すると、 htmlファイル内のリンク先のパスがすべて絶対パスに書き換えられてしまったり という不都合が起きる場合がありますので)。 web1.html, web2,html, web3,html, web4.html は HTML ファイルの見本です。 保存したこれらのファイルを xyzzy エディターで開いて、 色々と編集(改造)してみて、 (編集後のHTMLファイルをマイコンピューターからクリックすると ネットスケープで開かれるので)ブラウザーで編集結果がどう反映されたか 確認して下さい (文字コードは Shift-JIS のままにして下さい)。 mihon.css はスタイルシートの見本です。 スタイルシート には、背景色とかマージンとか行間などの設定が書かれています。 mihon.css は、 HTML の構造が見えやすいように、 タグ ごとに背景色を変えてあります。 この授業では、スタイルシートの書き方はやりませんが、 興味のある人は mihon.css も xyzzy エディターで 色々と変更して実験してみて構いません。

XHTML の書き方の基礎は、 Let's begin XHTML などが参考になるかと思います。 自分の書いた HTML が文法的に間違っていないかどうか (といよりはどれくらい間違いを含んでいるか)を調べるには、 Another HTML-lint gateway が有用です(100点満点で採点してくれます。 が、レスポンスヘッダなど、サーバー側の問題もあるので、 100点満点を 取るのはほぼ無理でしょう。 )。

TA の千田さんのウェブページ(見本)
先頭目次HTML目次
見出しタグ、段落タグ、文字装飾

 H:\My Documents\html に保存した web1.html を xyzzy エディターで開いてみて下さい。 マイコンピュータやエクスプローラから web1.html を (というか拡張子が html のファイルを)クリックして開くと、 ネットスケープで開かれてしまうので、 xyzzy エディターで開くには、まず xyzzy エディターを立ち上げて、「ファイル」→「開く」で、 H:\My Documents\html の中の web1.html を選択して開いて下さい。 ファイルの上の方に、

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN"
               "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
      xml:lang="ja" version="-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN">
<head>
   <meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=Shift_JIS" />
   <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" />
   <link rel="stylesheet" href="mihon.css" type="text/css" />
   <title>ウェブページの練習1</title>
</head>

みたいに書かれていますが、取り敢えずこの部分は、必要なおまじないだと 思っておいて下さい (この部分には HTML のバージョンは XHTML 1.1 を使うとか、 文字コードは Shift_JIS を使うとか、 スタイルシートは mihon.css を使うといった、文書の設定に関することが書かれています)。 作用機序の理解できない現象を神秘化して魔法や「おまじない」などと 名付けることで説明を放棄する非科学的な態度に堪えられないという人は、せめて

<html>
<head>
   <title>ウェブページの練習1</title>
</head>

とだけでも書いておいて下さい (これしか書かないとどのような問題が生じるのかということについては、 Another HTML-lint gateway の採点結果の解説などを参照しながら勉強して下さい)。 HTML の基本的な骨格は、

<html>
 <head>
   <title>ページのタイトル</title>
 </head>
  <body>
   本文
  </body>
</html>

のようになっています。
<html></html> で挟まれた部分に HTML 言語で記述したテキストを書きます。
<head></head> で挟まれた部分に、文書の内容以外の基本的な設定に関する情報 (HTMLのバージョンや文字コードの宣言とか、どのスタイルシートを使うか、 文書のタイトルなど)を書きます。
<title></title> で挟まれた部分に文書のタイトルを書きます。
<body></body> で挟まれた部分に文書の本文を書きます。
このように HTML では、テキストに何らかの作用をさせるコマンドは、 <作用> と </作用> で囲まれた部分に作用するようになっています。 こうした HTML のコマンドのことを タグ と言います。 web1.html の <body></body> で挟まれた部分(つまり本文)の中で使われているタグについて 説明していきます。

TA の千田さんのウェブページ(見本)
先頭目次HTML目次

h

見出しの書き方:

<h2>題目(ウェブページの練習1)</h2>
<h3>見出し1</h3>

h1, h2, h3, h4, h5, h6 などのタグは、見出しを書くためのタグで、 数字が大きいほど下位の見出しとなります。 一般的なブラウザでは、下位の見出しほど小さい文字で表示されます。 見え方:

題目(ウェブページの練習1)

見出し1

先頭目次HTML目次

p

段落(というか文章のかたまり)の書き方:

<p>
段落1:ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
</p>

p は段落(の中身の文章)を書くためのタグです。見え方:

段落1:ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。

先頭目次HTML目次

br

改行の書き方:

<p>
段落2:ここに色々と文章が書いてあるとする。
改行してみる。
<br />
ここに色々と文章が書いてあるとする。
</p>

br は改行するためのタグです。 これは空間要素タグというもので、 <作用> と </作用> で挟むものがありません。 このように挟むものがないタグは、<作用 /> みたいに右側の>を/>で閉じるように書きます 因みに、HTML4.01(以前の HTML)では空間要素タグも <作用>のように書かれます。 見え方:

段落2:ここに色々と文章が書いてあるとする。 改行してみる。
ここに色々と文章が書いてあるとする。

先頭目次HTML目次

em, strong, small, span, style, color

文字装飾のやり方:

<em>斜体文字</em>を書いてみる。<br />
<strong>強調文字</strong>を書いてみる。<br />
<small>小さめの文字</small>を書いてみる。<br />
<span style="color:#ff0000">赤い文字</span>を書いてみる。<br />
<span style="color:#cc0000">もう少し濃い赤い文字</span>を書いてみる。<br />
<span style="color:#0000ff">青い文字</span>を書いてみる。<br />
<span style="color:#0000cc">もう少し濃い青い文字</span>を書いてみる。<br />

文字を強調する時は、em を使います (みなさんの環境ではたぶん斜体で表示されます)。
更に強調するときは、strong を使います (みなさんの環境ではたぶん太文字で表示されます)。
小さめの文字にするときは small を使います。
文字に色を付けるときは、色を付けたいところを <span style="color:# rr gg bb"> と </span> で挟みます。但し、 rr gg bb には、それぞれ R,G,B の階調値を 00〜ff までの二桁の16進数 で与えます。見え方:

斜体文字を書いてみる。
強調文字を書いてみる。
小さめの文字を書いてみる。
赤い文字を書いてみる。
もう少し濃い赤い文字を書いてみる。
青い文字を書いてみる。
もう少し濃い青い文字を書いてみる。

先頭目次HTML目次

課題6: 見出しタグ(h)と 段落タグ(p)と 適当な文字装飾のタグ(em, strong, small)を 用いて、適当なウェブページを作りなさい。

提出先:メール
メールの件名:kadai6s7501234  (kadai6sに続けて学籍番号。いずれも半角)
提出法:bodyタグの中身だけをメールに貼り付けて送る
    (添付ファイルやHTMLメールにしないこと)
提出期限:11/28(火)
提出例
------------------------------------------
学籍番号:7501234
氏名:後藤文彦
<body>
<h2>ウェブページの練習その1</h2>
<p>
ここに何か適当なことが書いてある。
<strong>
特に強調したいこと
</strong>
とかも書いてあったりする。
</p>
</body>
TA の千田さんのウェブページ(見本)
先頭目次HTML目次

HTMLで簡単なウェブページを作成2

リスト、表
ol, ul, li

 web2.html は、リスト(箇条書き)や 表を書く見本です。番号付きリストを書くには、

<ol>
 <li>項目1</li>
 <li>項目2</li>
 <li>項目3</li>
</ol>

と書くと

  1. 項目1
  2. 項目2
  3. 項目3

のようになります。ol の代わりに ul と書くと番号なしのリストになります。


番号有りリストの中に番号なしリストを入れ子で

<ol>
 <li>項目1</li>
 <li>項目2
  <ul>
   <li>項目2−1</li>
   <li>項目2−2</li>
   <li>項目2−3</li>
  </ul>
 </li>
 <li>項目3</li>
</ol>

のように書くと、

  1. 項目1
  2. 項目2
    • 項目2−1
    • 項目2−2
    • 項目2−3
  3. 項目3

のようになります。

先頭目次HTML目次

hr

↑この区切り線は、<hr /> と書いています。 挟むもののない空間要素タグなので右側を /> で閉じています。 ↓にももう1本入れておきます。

先頭目次HTML目次

table, tr, td

表は、

<table border="1" style="text-align:center" summary="表の練習">
 <tr>
  <td>1行目1列目</td>
  <td>1行目2列目</td>
  <td>1行目3列目</td>
 </tr>
 <tr>
  <td>2行目1列目</td>
  <td>2行目2列目</td>
  <td>2行目3列目</td>
 </tr>
</table>

みたいに書きます。 table border="1" というのは 枠線の太さです。 1 の代わりに、2 とか 3 を入れると枠線が太くなります。
style="text-align:center" というのは、表の升目の中の文字列を、 中央寄せで書くということです。
summary="表の練習" というのは、この表の概要を書いておきます。 例えば、読み上げソフトで音声として閲覧される場合などに利用されます。
各行の成分は、 <tr></tr> の間に1行ぶんずつ挟みます。 各行の中の各列の成分は、 <td>と</td>の間に挟みます。見え方:

1行目1列目 1行目2列目 1行目3列目
2行目1列目 2行目2列目 2行目3列目

先頭目次HTML目次
(ハイパーリンク、引用)
a, href

 web3.html はハイパーリンクの張り方の見本です (リンク用画像サンプル:mokkyou.jpg)。

<a href="http://www.ce.akita-u.ac.jp/">土木環境工学科のページ</a>

のように、 <a href="リンク先のURIアドレス">リンク先のページの名前</a> と書くと

土木環境工学科のページ

みたいにインターネット上のウェブページにリンクが張れます。 因みに、ウェブページの中には、 「無断リンク禁止」とか「トップページ以外のリンク禁止」みたいなことを 書いているページもありますが、 インターネット上に公開されているページである以上、 どのページにも無断で自由にリンクを張ることができると私は考えています (参考: 奥村晴彦さんの 「リンクに許可は不要です」、 後藤 斉さん の 「リンクは自由!#okamura, #sumwel )。

先頭目次HTML目次

id

 同じページ内の文書の特定の箇所にリンクを張りたい場合は、

<p>
……については<a href="#tugi">次章</a>で述べる。
この章には色々と文章が書いてある。
この章には色々と文章が書いてある。
この章には色々と文章が書いてある。
この章には色々と文章が書いてある。
この章には色々と文章が書いてある。
この章には色々と文章が書いてある。
</p>

<h4><a id="tugi">次章</a></h4>

<p>
この章にも色々と文章が書いてある。
この章にも色々と文章が書いてある。
この章にも色々と文章が書いてある。
</p>

まず、リンクを張りたいリンク先の文字列に、
<a id="半角英数のラベル">リンク先の文字列</a> みたいに書いてラベルを付けておいて、 リンク先へ飛ぶリンク元の文字列の方に、
<a href="#半角英数のラベル">リンク先の文字列</a> のようにリンクを張る。見え方:

……については次章で述べる。 この章には色々と文章が書いてある。 この章には色々と文章が書いてある。 この章には色々と文章が書いてある。 この章には色々と文章が書いてある。 この章には色々と文章が書いてある。 この章には色々と文章が書いてある。

次章

この章にも色々と文章が書いてある。 この章にも色々と文章が書いてある。 この章にも色々と文章が書いてある。

先頭目次HTML目次

ある HTML ファイルから、 その HTML ファイルが置かれているのと同じディレクトリー (例えばみなさんの場合は H:\My Documents\html)の中にある 他の HTML ファイルや画像ファイルにリンクを張る場合は、 href="ファイル名" と書くことでリンクを張れます。 例えば、今、H:\My Documents\html の中に、 web1.htmlmokkyou.jpg が 保存してあるなら、 H:\My Documents\html の中の HTML ファイルに

<a href="web1.html">web1.html</a>
<a href="mokkyou.jpg">mokkyou.jpg</a>

と書くことで、それらのファイルにリンクからアクセスすることができます。

先頭目次HTML目次

blockquote, em

 引用した文章などを字下げして、更には字体を変えるなどして、 引用箇所であることを明示したいような場合:

<p>
ここには色々と文章が書いてある。
ここには色々と文章が書いてある。
ここには色々と文章が書いてある。
以下の引用文を参照して下さい。
</p>

<blockquote>
<p>
 <em>
罫線を引き、レイアウトに凝り、社内ロゴなどを貼り込む。
そうした書類のテンプレートをWordで作ってしまうと、簡単なメモや伝達事項まで、
Wordを使ってそのフォーマットにしないといけなくなってしまう。
これは、せっかく文字をデジタル情報に変換してデータ化しやすくしたのに、
再び紙の上に印刷してアナログ情報に戻してしまうことを意味する。
 </em>
<br />
鐸木能光『ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC), p.14
</p>
</blockquote>

<blockquote> と </blockquote> に挟んだ部分が字下げ(インデント)されます。 但し、 <blockquote> と </blockquote> の中にいきなり文章を書くことはできないので、 段落タグ(<p>,</p>)などで挟んである文章を挿入する 必要があります。 em は強調文字を示すタグです。 <em> と </em> に挟まれた部分は、みなさんの環境ではたぶん斜体で表示されると思います。 見え方:

ここには色々と文章が書いてある。 ここには色々と文章が書いてある。 ここには色々と文章が書いてある。 以下の引用文を参照して下さい。

罫線を引き、レイアウトに凝り、社内ロゴなどを貼り込む。 そうした書類のテンプレートをWordで作ってしまうと、簡単なメモや伝達事項まで、 Wordを使ってそのフォーマットにしないといけなくなってしまう。 これは、せっかく文字をデジタル情報に変換してデータ化しやすくしたのに、 再び紙の上に印刷してアナログ情報に戻してしまうことを意味する。
鐸木能光『ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC), p.14

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pre

メールのテキストなどを、改行なども含めて テキストに書いてあるとおりに表示させたい場合

<pre>
&gt;ごぶさたしてます
こちらこそごぶさたしてます

&gt;あしたの件は大丈夫ですか
はい、勿論大丈夫です。
</pre>

のように、書いてあるとおりに表示させたいテキストの部分を <pre> と </pre> で挟む。 タグ自体を記述したりするのに使われる <や>や& などの特殊記号は、 &lt;や&gt;や&amp; のように書かなければならない。見え方:

>ごぶさたしてます
こちらこそごぶさたしてます

>あしたの件は大丈夫ですか
はい、勿論大丈夫です。

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課題7: リストタグ(ol,ul,li)を使った箇条書きと テーブルタグ(table,tr,td)を使った表を 含み、3箇所以上にハイパーリンク(インターネット上でも同じページ上でも)を 張ってある適当なウェブページを作りなさい。

提出先:メール
メールの件名:kadai7s7501234  (kadai7sに続けて学籍番号。いずれも半角)
提出法:bodyタグの中身だけをメールに貼り付けて送る
    (添付ファイルやHTMLメールにしないこと)
提出期限:12/5(火)
提出例
------------------------------------------
学籍番号:7501234
氏名:後藤文彦
<body>
<h2>ウェブページの練習その2</h2>
<p>以下の二つのことについて論じてみたい</p>
<ol>
 <li>適当な項目1</li>
 <li>適当な項目2 </li>
</ol>
<p>つまり表にすると以下のようになる</p>
<table border="1" style="text-align:center" summary="とある調査">
 <tr>
  <td>読書</td>
  <td>テレビ</td>
  <td>パソコン</td>
 </tr>
 <tr>
  <td>3.</td>
  <td>77.</td>
  <td>20.</td>
 </tr>
</table>
<p>
これは<a href="http://www.akita-u.ac.jp/">秋田大学</a>
<a href="http://www.akita-u.ac.jp/kogaku/">工学資源学部</a>
<a href="http://www.ce.akita-u.ac.jp/">土木環境工学科</a>の場合である。
</p>
</body>
TA の千田さんのウェブページ(見本)
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HTMLで簡単なウェブページを作成3

(画像貼り付け)
div, img, src

web4.html は画像貼り付けの見本です。 文章のないところに、 場所を指定して写真だけを貼り付ける場合:

<div style="text-align:center">
 <img src="mokkyou.jpg" alt="木橋" />
 <br />
 坊中橋の写真
</div>

<div style="text-align:center"></div> で挟んだ部分(画像に限らず文字列なども)は、中央寄せで配置されます。 style="text-align:center" のところを、 style="text-align:right" にすれば右寄せで配置されます。 HTML ファイルが置いてあるのと同じディレクトリー内にある mokkyou.jpg という画像ファイルを貼り付けるには、 <img src="mokkyou.jpg" alt="木橋" /> と書きます。alt="木橋" は、画像を表示できない場合に表示させる (音声読み上げも含む)テキストです。見え方:

木橋
坊中橋の写真

後藤資料内フリー画像サンプル

まずは、この辺の写真資料とか
環境構造系syouyou.jpg, boutyu.jpg, konzi.jpg, usuzi.jpg, oogu.png, matu.png
オープンキャンパス系keta.png, torasu.png, gizi.png, aati.png, turi.png,
ミミズ系mimi1.jpg, mimi2k.jpg, mimi2.jpg, mimi3.jpg, baketu.jpg

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float

文章の中に写真を挿入する場合:

<p>
写真を文章の中に右寄せで挿入してみる。
<img src="mokkyou.jpg" alt="木橋" style="float:right" />
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
</p>

例えば右寄せで挿入する場合は、 <img src="mokkyou.jpg" alt="木橋" style="float:right" /> のように、style="float:right" を書き加える。 style="float:left" とすれば左寄せになる。見え方:

写真を文章の中に右寄せで挿入してみる。 木橋 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。

尚、高解像度のデジカメのバカでかいサイズの画像ファイルなどを そのまま貼り付けたりしないこと。 みなさんのディスプレーの解像度は、1024×768ピクセルなので、 仮に1024×768ピクセルの画像を貼り付けると画面いっぱいに表示されます。 画像ファイルはサイズが大きいので、 ネット上に置く場合は、必要最小限のサイズまで縮小してから置くこと。 ディスプレーの解像度を超える巨大な画像を、サイズ指定して小さく表示させる などという(サーバー容量の)無駄使いはしないように。 といっても、みなさんの端末に画像の切り取りや圧縮するのに適した ソフトが入ってるのかどうかまだ調べてません。 そのうち調べます。

先頭目次HTML目次
height, width

写真の大きさを指定したり、縦横比を変える場合:

<p>
写真の大きさや縦横比を変えてみる。
< img src="mokkyou.jpg" alt="木橋" 
     height="200" width="100" style="float:right" />
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
ここに色々と文章が書いてあるとする。
 </p>

height= で高さのピクセル値を、width= で横幅のピクセル値を指定する。 元画像の大きさを変化させない場合でも、 元画像の縦横のピクセル値を指定した方が画像の表示は速くなるみたいです。 この方法でサイズの変更ができるからといって、 デジカメなどで撮影した(ディスプレーの解像度を超える) 巨大なサイズの画像をサイズ指定して小さく表示させる などという(サーバー容量の)無駄使いはしないように (画像の表示も遅くなるし)。 見え方:

写真の大きさや縦横比を変えてみる。 木橋 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。 ここに色々と文章が書いてあるとする。

 




先頭目次HTML目次

課題8:  XHTML1.1 (授業でやったHTML)を用いてウェブページを作りなさい。 テーマは自由 (自分の趣味とか主張とか旅行報告とか創作とか、なんでも)。 HTMLファイルは xyzzyなどのテキストエディターを用いて 直接 書くこと。ワープロや ページビルダーなどの支援ソフトを用いたと分かるものは、加点しない。 くれぐれもインターネット上の他人のウェブページをコピーしないこと。 ウェブ検索すればコピーしたものは、 ほぼ分かるので、加点しない(悪質なものは減点対象とする)。 ウェブ上から画像などのフリー素材を入手して利用するのは構わないが、 アニメのキャラクターなど、 (コピーや改変を制限している)著作物を勝手に流用しないこと。 また、提出された課題は、 ここ(リンクは外しました)に置かれて 学内ネットワークからは閲覧できる 状態になるので、個人情報など(学内でネットワークを使うことのできる)他人に 公開すべきでない情報は書き込まないこと。

提出方法(手順)

提出期限:12/12(火)
以下の手順説明では説明画像にリンクを張っていますが、 不正アクセスを防止するため、これらの説明画像は 学内からしか参照できません。

  1. まず、提出するHTMLファイル(複数ある場合はその表紙となるトップページ)の ファイル名は、学籍番号の下4桁の半角数字に.htmlの拡張子を付けたものとする。 例えば、学籍番号が7505699の場合は、 5699.htmlとする。 htmlファイル、画像ファイルなどの合計サイズは2MBまでとする。
  2. デスクトップにあるFTPのアイコンをクリックする。 すると、ホスト一覧というウィンドウが表示されるので、 「閉じる」をクリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。
  3. メニューの「接続」のホスト設定を選択する。
  4. 「ホストの設定」というウィンドウが表示されるので、 ここ(リンクは外しました)に書かれている通りに各項目を書き込む (まだ、「OK」はクリックしない)。 なお、パスワードは12/14の授業中に教える (「******」と*印を打ち込む訳ではないので注意)。
  5. 「ホストの設定」の「高度」をクリックし、 「LISTコマンドでファイル一覧を取得」にチェックを入れて「OK」を クリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。
  6. メニューの「接続」の「接続」を選択する。
  7. 「ホスト一覧」というウィンドウが表示されるので、 k3を選んで「接続」をクリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。 デスクトップのタスクバーにアイコンのない「FFFTP」という表示が 出ている場合は、そこをクリックすると 「INIファイルに設定が保存できません」 と表示されるので「OK」をクリックして消す。 「切断しました」と表示された場合は、 もう一度、「接続」からやり直す。
  8. 接続に成功すると、右側の欄に5601, 5602, 5603,...といった フォルダ群が表示される。 左側の欄はみなさんのMy Documentsの中、右側の欄は接続したサーバーの 中を表している。
  9. 左側の欄は、My Documentsの中のHTMLファイルを置いてある フォルダー(をクリックしてその中)に移動し、 右側の欄は、自分の学籍番号の下4桁のフォルダー(をクリックしてその中) に移動する。 例えば、学籍番号が7505699で、HTMLファイルをMy Documentsの中の htmlというフォルダに置いている人の場合、 左側のアドレス欄には H:\MyDocuments\html と表示され 右側のアドレス欄には /home/**********/public_html/5699 みたいに表示される。
  10. 左側の欄の提出したいファイル(例えば学籍番号7505699の人なら5699.html)を マウスで選択し、マウスの右ボタンをクリックして アップロードを選択する。
  11. アップロードに成功すると、右側のサーバーの欄に 転送されたファイル(例えば5699.html)が表示される。 画像ファイルなどがある場合は同様にアップロードする。
  12. 自分のアップロードしたページがブラウザーで表示されるかどうかを ここから 確認する(学内からしかアクセスできません)。 去年の例。
先頭目次HTML目次

市販のワープロソフト(例:ワード)の基本操作

[ワードの使い方マニュアル各種]
[先頭] [目次] [市販ソフト目次]

 ワープロを始めとする市販のソフトは、 GUIを駆使して分かりやすく操作できるように 設計されています。しかも、GUI を用いたメニュー操作は、 どのソフトでもかなり共通している部分があるので、 この授業で今までやってきた基本的なメニュー画面操作 ( エディターでテキストファイルを編集、保存、コピー、移動 したり、マイコンピュータやエクスプローラで フォルダ作成したり、 ファイルの移動・コピーをしたり) が一通りできていれば、初めて使うソフトでも (特にワープロとかなら)、 マニュアルを見ずに、ある程度の操作は 試行錯誤しながら推測して覚えていくことができるものです。

 とか言って逃げる訳にもいかないので白状しますが、 実は私は普段、ワープロ(特にワード)を使っていません (仕事上、他人のワードファイルを扱わなければならない時は、 ワードファイルも扱えるフリーソフトのOpenOffice を使ったりしてます)。 複数の人に見せる必要のある文章は、できるだけ紙では配らずに、 HTML で書いてウェブ上に置くようにしています (紙も必要なときはそれを印刷してもらえばいいし)し、 論文などの印刷する必要のある図入り文書は、 TeX(テフ)という マーク付け言語で書いています。 年賀状や挨拶状などの印刷にはワープロも便利だということは 分かるので (勿論、TeXでも書けるけど)、 一応、(私の好みではワードよりは使いやすいと感じる) 一太郎ならちゃんと買ったやつをごくたまに使いますが、 ワードはめったに使いません。

 ところが、普段ワードを使って文章を書いている身近な (あまりパソコンの得意でない)人(例えば、家族とか学生とか先生とか)に ワードの操作方法 (図を貼り付けたいとか、 他の文書ファイルの一部を挿入したいとか、その他いろいろ)を 質問されると、なぜか普段ワードを使っていない私の方が そういう操作方法をその場で推測して教えることができたりするのです。

 その意味では、特定のソフトの(特にそのソフトに特有な)操作方法を 覚えてもらうよりは (それはそれで職業技能的には有用な場合が多々ありますが)、 「初めて使う/使わされるソフトの操作方法を自力で(推測・試行錯誤・調査して) 習得できる技能」を 身につけてもらうことの方が、ずっと重要なことのように私は思います (だって、みなさんは携帯電話をたびたび機種変更しては、 その新しい機種の操作方法を、マニュアルも見ずに、試行錯誤して 覚えて(適応して?)いくんでしょ。 携帯世代(差別語だったら失礼)には、すぐに古くなってしまう ある特定の携帯電話機の操作方法を覚えることなんかよりも、 これから新たに出会うものの操作方法を (過去に出会った似たものから類推して)自力で習得していく能力こそが 重要なんでしょうに。 その能力を、携帯電話では発揮できて、 パソコンでは発揮できないなんてことはないと思うけど ) 。 そのためには、まず、 授業の最初の方でやったパソコンの基礎的な知識 (テキストやバイナリー といったファイルの種類のこと、それを表す拡張子のこと、 ファイルの保存場所やディレクトリーの概念 などなど)をしっかり持っておくことも重要だし*、 分からないことにぶつかった時に、 まずは「ヘルプ」を読んでみるとか、 ウェブで検索してみるとか人に訊く前に、自力で調べて解決できる能力を養うことはとても重要だと 思います (「脱!教えて君同盟」参照)。

[先頭] [目次] [市販ソフト目次]

ワードを使う人にこれだけは気をつけてほしいこと

ワードの文書ファイルはワードを持ってる人しか編集できない

 ワードや一太郎といったワープロソフトの文書ファイルは、 それぞれのワープロソフトの独自形式の バイナリーファイルなので、 同じワープロソフトがインストールされたパソコンを使っている 人でなければ、その文書ファイルを開いて読んだり編集したりすることは できません。 OSや使用ソフトが異なる様々なパソコン環境の人が誰でも 読んだり編集したりできる電子文書を書きたいのなら、 テキストファイルで書きましょう (例えば、ウェブ上に公開する文書なら HTMLファイルで 書きましょう。 恐らく今後は、ソフトやアプリケーションの独自形式よりも アプリケーション非依存性が重視されるようになっていき、 OpenDocument形式 などがますます標準化されていくことでしょう)。
備考:もっとも、ワープロソフトの独自形式のファイルでも、 多少の互換性はあります。 例えば、 ワードの文書ファイルを一太郎でも開けたりはしますが、 新しいバージョンの最新機能を使ってたりすると、表示がおかしくなったりします。 ただ、現実問題として、一般社会ではワードを使う人が多数派なので、 仕事上で必要なファイルをワード形式で渡されることも多く、 ワードファイルを扱える手段を持っていないと仕事に差し障りがあるのも現状です。 だからといって、他人からよこされるワードファイル(やエクセルファイル)を 扱うためだけに高額のマイクロソフト製オフィスソフトを 買い続けるなんてことをしたくない(私のような)人は、 ワードファイルも扱えるフリーソフトのOpenOffice が有用です。

[先頭] [目次] [市販ソフト目次]
テキストメールで済む情報をワードファイルにして添付しない

 上述したように ワードの文書ファイル(拡張子が.docのファイル)は 誰でも開ける訳ではないのだから、 相手がワードファイルを開けるかどうかの確認をせずに ワードファイルをメールに添付して送ること自体が、本来は 非常識なことなのですが、いかんせん、一般社会では、 仕事上で必要な様々な情報が、 ワードファイルの添付メールでやりとりされています。 百歩譲って、 図表などを含む文書を(パソコンの各種ツールをそれほど使いこなせない人が) 手軽に作成できる手段がワードだったということなら、 ワードファイルも扱えるフリーソフトのOpenOffice で開いてあげましょうという気にならないこともないのですが、 添付メールでやりとりされる (少なくとも私が受信する)ワードファイルの大部分は、 「会議のお知らせ」など、 わざわざワードファイルにする必要のない情報ばかりなのです。 通常のテキストメールで書いてくれれば、

○×委員会秋田支部のお知らせ
日時:12月24日(金) 15:00-17:00
場所:○×ビル5階第二会議室

といった、せいぜい数行で済む情報を、テキストメールには 「先日の○×で協議しました会議日程について決定しましたので、 お知らせします」といったどうでもいい情報しか書いてなくて、 さて、どんな重要な資料が添付されているのだろうと、 わざわざ添付ファイルにウイルスチェックをかけて保存して、 重たいワープロソフトで開いてみると、上記の情報が、 「拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」の ビジネスレターの書体で書いてあるだけだったりして、ガクっとさせられるのです。 あと、メールの文書をワードで推敲して、そのワードファイルをそのまま 添付してしまう人もいるようです。 メールをゆっくり推敲してから送信したいなら、 わざわざ重たいワープロソフトなんか使わずに、 テキストエディターで十分だし、 編集したテキストをメールの送信画面に貼り付けるのは、 マウスで領域選択して 貼り付ければいいのであって、 編集したファイルをそのまま添付する必要なんてありません (テキストを編集するのにどうしても重たいワードを使いたい人だって、 同様にマウスで領域選択 すれば、別に通常のテキストメールで送れるのに)。

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ファイル名にスペースやコンマなどの区切り文字を使わない

 ファイル名にスペースやコンマといった区切り文字が使われていると、 Windows上ですらトラブルを起こすことがあるので、 区切り文字は使わないこと。 ワードでは、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択すると、 文書の書き出しの部分をそのままファイル名にしてしまうおせっかいな機能が あるため、書き出しが区切りのない長い文章だったりすると、ファイル名までが、

秋田大学工学資源学部土木環境工学科1年後藤文彦 情報処理の技法Gレポート.doc

みたいな長〜い(しかもスペースとかを含む)ファイル名になってしまう ことがあります。 ファイル名は、ワードに任せると上記のようなとんでもないファイル名を つけられてしまうので、必ず自分で適切な短いファイル名をつけましょう。 CUIでファイル名を打ち込む可能性のある場合や ウェブ上にファイルを置く可能性のある場合、 文字コードの異なる他OSとの互換性を考慮するなら、 半角英数のみのファイル名が最もトラブルを起こさないでしょう (参考)。

[先頭] [目次] [市販ソフト目次]
エクセルが使えるなら表はワードでは書かない

 エクセルがインストールされているなら、 ワードの文書の中に表を書きたい場合でも、 まずエクセルで表を作成し、作成した表をマウスで領域選択し、 右クリックでコピーし、 ワードの文書の貼り付けたいところにマウスのポインターを置いて、 ワード側の「編集」→「形式を選択して貼り付け」 を選んでワードの文書の中に貼り付けましょう。 ワードの罫線とかを駆使して作成された表は、 後で行や列を追加したり、修正するのがとても大変だし、 テキスト形式やHTML形式など、他のファイル形式にうまく変換できません。 せっかくエクセルで作成した表でも、 形式を選択して貼り付けせずに、 ただマウスで領域選択してそのまま貼り付けただけでは、 後で修正したり他形式への変換がうまくいかないので、 「編集」→「形式を選択して貼り付け」を選択してから 貼り付けるようにして下さい。


[先頭] [目次] [市販ソフト目次]
参考までに……2003年度用に書いていたワード関係の覚書

* ワードの文書ファイルはテキストファイルじゃない!
 ワードや一太郎などのワープロソフトの文書ファイルは、 そのソフトの独自形式のバイナリーファイルなので、 同じワープロソフトを持っている人でないと、その文書ファイルを 開いて見ることはできません。 ワードの文書ファイルを添付ファイルにしてメールで送るなどということは、 相手の了解を得ない限り、やるべきではありません。 ただでさえ、 添付ファイルはウイルス感染の原因になるから避けることが望ましいのに、 「飲み会のお知らせ」みたいな数行のテキストメールで済む情報を、 ワープロで整形して巨大な特殊形式のバイナリーファイルにしてから 添付ファイルにして送りつけるなどということはくれぐれもしないように。 ワードで作成された単なる文書情報 (飲み会のお知らせとか)をメールで送る際には、 ワードで開いた文章をマウスで領域指定して コピーしたものをメール作成画面に貼り付ければ、通常のテキストメールとして 送れます (因みに、ワード形式のファイルの文書情報 をテキストファイルに変換して保存するには、 「ファイル」→「名前を付けて保存」で「ファイルの種類」を 「テキストのみ(*.txt)」にして保存します。テキスト変換/保存の機能は、 エクセルとか他のソフトにもついています。というか、 ついてないと困ります)。
参考までに:
鐸木能光『ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC)
鐸木能光『テキストファイルとは何か? 知らぬでは済まぬ電脳社会の常識』(地人書館)

[先頭] [目次] [市販ソフト目次]

* ソフトの操作以前に覚えておきたいこと

 過去にワードで作成した複数の文書ファイルを フロッピーにコピーする際、 わざわざ(重い)ワードを立ち上げて、それらの(でっかい)文書ファイルを 一つ一つ開いては、 「名前を付けて保存」でフロッピーに一つずつ保存したりする人がいます。 ワードで作成した(ワード独自形式の)文書ファイルであろうと、 エクセルで作成した(エクセル独自形式の)データファイルであろうと、 デジカメから取り込んだ画像ファイルだろうと、 それらは所詮はファイルなのだから、その置き場所さえ分かれば、 マイコンピューターなりエクスプローラなりで、 ファイルコピーすることはできます。 ワード形式のファイルの内容を見るにはワードがないと見れませんが、 ワード形式のファイルをコピーしたり削除したりするのまでワードを 使わないといけない訳ではありません (というかワードでワードファイルの削除なんてできたっけ?)。

 あと、ワードなどで作成した文書ファイルを保存する際に、 ソフトが指定してくる場所(My Documentsとか)に、 何も考えずに何百ものファイルを保存し続けて、 後で、ファイルを捜せなくなって困ったりする人もいます。 ワードを使うからといって、 ファイルの保存場所までワードに言われた通りにする必要はありません。 D:\ ドライブがあるんだったら、 D:\word の中とか、別に自分で好きなディレクトリーを作って その中に保存して構わないのです (で、更に、2002年に作ったファイルは、D:\word\2002 の中で、 2003年に作ったファイルは、D:\word\2003 の中といった分類だってできる。 My Documents を使うにしても、その中に更にディレクトリーを作ったって ぜんぜん構わない)。 ワードのファイル保存で指定されてしまうディレクトリーを My Documents 以外のところにしたい場合は、「ツール」→「オプション」→ 「既定のフォルダ」の辺りで変更できる。

 それから本当によくありがちなのは、 数値計算などで使うテキスト形式のデータファイルを 編集する際に、(テキストエディターなるものの存在すら知らずに) わざわざ(重い)ワードやエクセルを立ち上げて編集したり、更には (意識せずに ワードやエクセルの「おせっかい機能のせいで」余計な装飾を付加してしまって)、 保存する際に 「テキスト形式では保存できない機能が含まれています…… なんたらかんたら……書式情報を保存する場合は、 [いいえ]をクリックし、最新のWord 形式で保存してください」みたいに忠告されるままに [いいえ]をクリックして、テキスト形式であるべき データファイルを Word 形式で保存してしまって、 数値計算ができなくなったりとか。

 つまり、 ファイルのコピー・移動・削除とか ディレクトリーの作成・コピー・移動・削除テキストエディターでテキストの編集といった操作 (他にもあるけど)は、 パソコンの操作としては、最も基礎的で、 どんなソフトを使うにしても、最低限、身につけておくべき とてもとても重要な知識/技量だと思います。 もし、こうした一連の基礎知識がないままに、 ワードやエクセルなどの個々のソフトの操作方法を覚えたところで (まあ、ソフトの操作方法を覚えることで身に付く基本知識もない 訳ではないけど)、 上述したような、とても無駄で不合理な操作を続けていたり、 ちょっとしたトラブルが起きたときに、 どうしたらいいのかまるで思いつかずに諦めるしかなかったり (ファイルをコピーすれば救えることすら知らずに修理に出して 再インストールされてしまったり)、 昔 あるソフトで作成したファイルを読み続けるためだけに、 高額のソフトを買い続けていたり (テキスト変換して保存すれば済むだけの話を知らなかったり) ……などなどなど、色々な損をしてしまう可能性があります。

 損や無駄なことをしないためにソフトの操作方法以前に覚えておきたい 基礎知識というのは何もパソコンの基礎知識に限ったこてではない。 「 コンピュータのき・も・ち 連載最終回: コンピュータは、あなたをもっと自由にしてあげたいと思っている、はずなのだ。 」 の下の方のエクセルの話はなかなか教訓的だ。

[先頭] [目次] [市販ソフト目次]
ワードの使い方(リンク集)

 と?言うわけで、 ワードの具体的な基本操作については、 (きっと私よりはワードに使い慣れている) TA の千田さんが、近日中に、 分かりやすい解説のページを書いてくれると思います。 が、ワードぐらいに広く使われているソフトなら、 "wordの使い方"とか "word入門" のキーワードで検索してみると、 ワードの使い方マニュアルのページがごまんとヒットします。 せっかくなので、いくつかリンクを張っておきましょう。

TAの千田さんによる ワードの使い方
わがままワード,Word,ワード入門2000・2002
Word入門1
Wordの使い方1
Microsoft Word & Excelの使い方
Wordの正しい使い方
番外編:
OpenOfficeを使おう!
OpenOffice.org の使い方文書ドキュメント

課題9:  適当な文章(授業の感想とか、最近 見た映画についてとか、自作掌編小説とか、 それらの組み合わせとか)をワードでちょうどA4判一枚にいっぱいに なるくらいの字数で書いて各自で印刷し、授業終了時に提出する。

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市販の表計算ソフト(例:エクセル)の基本操作

エクセルを使う人にこれだけは気をつけてほしいこと

エクセルの文書ファイルはエクセルを持ってる人しか編集できない

 ワードファイルはワードを持っている人しか開いたり編集したりできないのと全く同様に、(拡張子が.xlsの)エクセル形式ファイルは、 エクセルを持っている人でないと開いたり編集したりできません。 ワードや一太郎などのワープロソフト間にある程度のファイル互換性があるように、 他の表計算ソフトでもたいていはエクセルファイルを開けます (エクセル特有の最新の機能やマクロなどを使っていると、 うまく開けないかも知れませんが)。 例えば、ワードファイルも扱えるフリーソフトのOpenOfficeは、エクセルファイルを開いたり編集したりすることができるので有用です。

コンマ区切りテキスト(CSV)なら、どの表計算ソフトでも扱える

 OSや使用ソフトが異なる様々なパソコン環境の人が誰でも 読んだり編集したりできる電子データを作りたいのなら、 テキストファイルで書きましょう。 2次元配列データをテキストファイルで書く代表的な方法は、 CSV形式と言われる コンマ区切りデータを使うことです。 CSVは、たいていの表計算ソフトが扱えるし、 テキストデータだから、自分で作ったプログラムの入力データに する場合なども扱いやすいです。では、 例えば成績データをCSV形式のテキストデータで作成してみましょう。 xyzzyエディターを開いて、 以下のように打ち込んでみて下さい。

氏名,数学,理科,国語,社会,英語
後藤,78,92,56,33,62
佐藤,53,76,82,45,93
加藤,89,92,63,78,81
遠藤,72,67,32,44,78
伊藤,88,23,32,89,42
須藤,32,65,98,21,34

これに適当な名前をつけて、拡張子を .csv として保存して下さい (例:seiseki.csv)。 そしたら、このファイルをエクセルで開いてみて、 合計を求めたり、平均を求めたりといった操作は、授業でやります。

例えば、ある行の数値の合計をその行の右端に書き込みたいなら、 その行の合計したい数値のセルをマウスで選択しておいて、 上のメニューの「Σ」のアイコンをクリックします。 ある列の数値の合計をその列の下端に書き込みたいなら、同様に、 その列を選択しておいて「Σ」をクリック。 行や列の数値の平均を求めたい場合は、「Σ」の脇の「▼」をクリックすると メニューが出てくるので、その中から「平均」を選択する。

合計とか平均とかを求めて、ファイルを保存しようとすると 「CSV(カンマ区切り)と互換性のない機能が含まれている可能性があります ……なんたらかんたら……機能を保存するには、 [いいえ]をクリックしてから、 最新のExcel形式で保存します」みたいに忠告されます。 OSや使用ソフトが異なる様々なパソコン環境の人が誰でも 読んだり編集したりできるCSV形式のテキストデータとして保存したいのなら、 そのまま[はい]をクリックして保存します。 印刷書式などの情報を含めて、エクセルを持っている人だけが開ける データとして保存したいなら[いいえ]をクリックしてエクセル形式(.xls)で 保存します。 逆にエクセル形式で作成されたエクセルファイルでも、 「ファイル」→「名前を付けて保存」→「ファイルの種類」のところで、 CSV形式を選んでやれば、CSV形式として保存することができます。

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テキストで済む出欠確認等をエクセルファイルにして添付しない

 上述したように エクセルの文書ファイル(拡張子が.xlsのファイル)は 誰でも開ける訳ではないのだから、 相手がエクセルファイルを開けるかどうかの確認をせずに エクセルファイルをメールに添付して送ること自体が、本来は 非常識なことなのですが、いかんせん、一般社会では、 仕事上で必要な様々な情報が、 エクセルファイルの添付メールでやりとりされています。 それらは、 コンマ区切りのテキストデータで済む情報で ある場合が殆どだし、 更には、表データにする必要のない単なる出欠確認や予定確認程度のことにすら エクセルファイルの添付メールがやりとりされることがあります。 例えば、通常のテキストメールで出欠確認するなら、

12/13の週に○×委員会を開きたいと思いますが、
都合を○×で記入して返信して下さい。

           後藤 佐藤 伊藤 遠藤
12/13(月)○
12/14(火)○
12/15(水)×
12/16(木)○
12/17(金)○

せいぜい、この程度のテキストメールに書き込んで返信してもらえば済むものを、 tugou.xlsみたいなエクセルファイルを添付して よこして、 「ご都合を添付ファイルに記入の上、返送して下さい」 なんて無駄で効率の悪いことのために表計算ソフトが多用されていたりするのです。 このように一般社会では、 仕事上で必要な様々な情報が ワードファイルやエクセルファイルの添付メールで やりとりされていますが、 それら(少なくとも後藤が仕事上で受け取る添付メールの大部分)は、 実はテキストメールで済む内容である場合が殆どであると思います。

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ファイル名にスペースやコンマなどの区切り文字を使わない

これは、ワードの場合と同様。

エクセルの表をワードに貼り付ける場合は「形式を選択して」

 ワードのとこにも書いたけど、 エクセルで作った表をワードの文書に貼り付ける場合は、 貼り付けたい表をマウスで領域選択し、右クリックでコピーしてから、 ワード側の「編集」→「形式を選択して貼り付け」 を選んでから、ワードの文書の中に貼り付けましょう。 形式を選択して貼り付けせずに、 ただマウスで領域選択してそのまま貼り付けただけでは、 後で修正したり(HTMLなど)他形式への変換がうまくいかないので、 「編集」→「形式を選択して貼り付け」を選択してから 貼り付けるようにして下さい。

エクセルでグラフを描くときの注意点

なお、エクセルを使ってグラフを描く人は、 「エクセルを使ったグラフの描き方」 や 「EXCELべからず集」 も参照するといいでしょう。 また、エクセルを研究目的の様々な統計計算などに使う人は、 「ひどい話です!」を参照しておきましょう。

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リンク:
Microsoft Word & Excelの使い方
Excelの基礎
どたばたエクセル入門
"excel入門" "エクセル入門" "excelの使い方" "エクセルの使い方" などのキーワードで検索。
エクセルを使ったグラフの描き方
EXCELべからず集
ExcelのF検定の間違いについて
番外編:
OpenOfficeを使おう!
OpenOffice.org の使い方表計算ドキュメント
「表計算ソフトって」
E*cel 根絶は可能か ?

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市販のプレゼンテーションソフト(例:パワーポイント)の基本操作

予定: 自由なテーマ(自分の故郷についてとか、 初年次ゼミで発表した題材とか、 課題8,9の題材とか)について、 みんなの前で発表することになったと想定して、 プレゼンテーションシートを作ってみる。

操作メモ: 
起動して「新しいプレゼンテーション」にチェックが入っているのを
確認してOKをクリック。
「新しいスライド」というウィンドウで「標準レイアウト」を選ぶ。
取りあえず、無地のものを選んでおこう。
文字列を書き込みたいときは「挿入」→「テキストボックス」→「横書き」/「縦書き」 
画像ファイルを挿入するときは、「挿入」→「図」→「ファイルから」


リンク:
PowerPoint2000の使い方
Microsoft(R) PowerPoint(R)の使い方
PowerPointl入門(19)
PowerPointの使い方
"powerpointの使い方" "パワーポイントの使い方" "powerpoint入門" "パワーポイント入門" などのキーワードで検索
番外編:
OpenOfficeを使おう!
OpenOffice.org の使い方その他
PowerPoint 絶対主義
less プレゼンのすすめ

後藤資料内フリー画像サンプル

まずは、この辺の写真資料とか
環境構造系syouyou.jpg, boutyu.jpg, konzi.jpg, usuzi.jpg, oogu.png, matu.png
オープンキャンパス系keta.png, torasu.png, gizi.png, aati.png, turi.png,
ミミズ系mimi1.jpg, mimi2k.jpg, mimi2.jpg, mimi3.jpg, baketu.jpg

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課題10: 自由なテーマ(自分の故郷や趣味についてとか、 初年次ゼミで発表した題材とか、 課題8,9の題材とか)について、 みんなの前で発表することになったと想定して、 パワーポイントでプレゼンテーションシート (5枚程度)を作りなさい。 また、提出された課題は、 ここ(リンクは外しました) に置かれて 学内ネットワークからは閲覧できる 状態になるので、個人情報など(学内でネットワークを使うことのできる)他人に 公開すべきでない情報は書き込まないこと。

提出方法(手順)

提出期限:1/30(火)
以下の手順説明では説明画像にリンクを張っていますが、 不正アクセスを防止するため、これらの説明画像は 学内からしか参照できません。

  1. まず、提出するpptファイル名は、学籍番号の下4桁の半角数字に.ppt(半角小文字)の拡張子を付けたものとする。 例えば、学籍番号が7505699の場合は、5699.pptとする。
  2. デスクトップにあるFTPのアイコンをクリックする。 すると、ホスト一覧というウィンドウが表示されるので、 「閉じる」をクリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。
  3. メニューの「接続」のホスト設定を選択する。
  4. 「ホストの設定」というウィンドウが表示されるので、 ここに書かれている通りに各項目を書き込む (まだ、「OK」はクリックしない)。 なお、パスワードは1/18の授業中に教える (「******」と*印を打ち込む訳ではないので注意)。
  5. 「ホストの設定」の「高度」をクリックし、 「LISTコマンドでファイル一覧を取得」にチェックを入れて「OK」を クリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。
  6. メニューの「接続」の「接続」を選択する。
  7. ホスト一覧」というウィンドウが表示されるので、 k3を選んで「接続」をクリックする。 このとき、 「INIファイルに設定が保存できません」 というウィンドウが表示されたら「OK」をクリックすると消える (この表示は以降の操作においてたびたび表示されるが、 表示されるたびに「OK」をクリックして消すこと)。 デスクトップのタスクバーにアイコンのない「FFFTP」という表示が 出ている場合は、そこをクリックすると 「INIファイルに設定が保存できません」 と表示されるので「OK」をクリックして消す。 「切断しました」と表示された場合は、 もう一度、「接続」からやり直す。
  8. 接続に成功すると、右側の欄に5601, 5602, 5603,...といった フォルダ群が表示される。 左側の欄はみなさんのMy Documentsの中、右側の欄は接続したサーバーの 中を表している。
  9. 左側の欄は、My Documentsの中のHTMLファイルを置いてある フォルダー(をクリックしてその中)に移動し、 右側の欄は、自分の学籍番号の下4桁のフォルダー(をクリックしてその中) に移動する。 例えば、学籍番号が7505699で、pptファイルをMy Documentsの中に 置いている人の場合、 左側のアドレス欄には H:\MyDocuments と表示され 右側のアドレス欄には /home/**********/public_html/5699 みたいに表示される
  10. 左側の欄の提出したいファイル(例えば学籍番号7505699の人なら5699.ppt)を マウスで選択し、マウスの右ボタンをクリックして アップロードを選択する。
  11. アップロードに成功すると、右側のサーバーの欄に 転送されたファイル(例えば5699.ppt)が表示される
  12. 自分のアップロードしたファイルがブラウザーで表示されるかどうかを ここから 確認する(学内からしかアクセスできません。 去年の例)。
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プレゼンテーションの技術(書き言葉と話し言葉の違い)

1/16現在の立候補者: 6613, 6615, 6629, 6632, 6635, 6640, 6653
発表方法: 発表6分, 質疑3分

 プレゼンテーションについては、 「良いプレゼンと悪いプレゼン」 で解説します。

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プレゼンテーションの実施

後藤用メモ:授業アンケートの実施

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「情報処理」の授業の予定とレポート(教官:中村)
情報処理演習の TA を担当して
latex 情報処理 授業 のキーワードで検索 (うーん、情報処理の授業で TeX をやってるとこも結構あるんだ。 私はやらないけど)