青野の卒論日誌

2023年

卒論関連

振動解析(青山さん、七五三さんの続き) 不朽箇所1箇所ごとの感度は青山さんの手法で調べられるのだけど、それらの組み合わせの影響を何らかの統計的な手法(ベイズ推定とか)で評価できないかとか。

アーチの固有振動数

かじか橋

アーチ部分に異方性を入れる

かじか橋をやるということで5本のアーチでやっていたが、アーチへの異方性の適用を確認するためにはアーチ一本で確認するほうがいいと思うのでその方向で進んでみる。(6/28)

とりあえず単純梁を作成して異方性にした際の振動数の減少を確認する。(7/18〜8/2まで取っていたデータは固定方法を間違っていたためやり直し)(8/3)

等方性の鉛直振動は固定の仕方を間違っていたのでやり直し(8/4)

全データ取り終わり。等方性より異方性のほうが振動数が減少することが確認できた。2次要素だと理論値を下回る結果だが異方性のほうが振動数が減少する傾向は同じ。 次はアーチを作成して同じようになるのかを確認。(8/9)

アーチにオイラー角を用いて振動解析してみた。等方性だと鉛直1次が3101.59Hzに対して異方性を与えると3068.31Hzと少し減少したが理論値等を求めていないのでそもそもあっているかわからない。理論値を探してみて確認したほうが良さそう。(8/17)

とりあえずアーチのみのデータは取り終わった。1次要素・2次要素ともにオイラー角を用いて異方性を適用すると、振動数が明確に落ちることが確認できた。また、振動をやるときには2次要素でやったほうが収束しているので2次要素での解析で要素数を少なくして解析したほうが解析時間も短くなるのでいい気がする。(今回のデータだと大体1~2Hzくらいしか変わっていないのでそこは無視してもいい気がする。)(8/25)

構造力学公式集にあった2ヒンジアーチの固有振動数の式から1次と2次の理論値の式の計算は終わった。計算量が多く、手計算でやったのでもう一度計算してあってるかの確認をしておく必要がある(一応単位計算したら合ってたので多分大丈夫だと思うが、念の為もう一度やる)。エクセルに計算式も一応作っておいたので間違いがなかったら理論値は簡単に計算できる(File:2hinjiarchriron)。ヒンジがよくわかっていないのでそこの勉強と設定方法の確認をして中間発表に間に合うか間に合わないか早めに決めておく。(9/5)(最近あまり休めていなかったので少し休みを入れていきます)

構造力学集にあったウォルトキングの図から振動数を求めたら対称1次振動で58.9Hzであったが、解析では1200Hzぐらいだったので大きく違う。理論値に入れる値が間違っているのか解析の設定が間違っているのか分からないのでようチェック。とりあえず他の文献も読みながら理論式を探して見ようと思う。(9/15)

参考

ここから下はアーチにオイラー角で異方性を15BOXで与えたときの記録(E=9.6GPa,RHO=4.59ton/mm^3, b=0.2mm, h=0.5mm) 

横軸:要素数 縦軸:振動数

鉛直1次振動 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/wiki/archetyoku1ji.png

鉛直2次振動 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/wiki/archentyoku2ji.png

水平1次振動 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/wiki/archsuhei1ji.png

水平2次振動 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/wiki/archsuihei2ji.png

ここから下は単純梁の記録(E=9.6GPa,RHO=4.59ton/mm^3, b=20mm, h=10mm, L=500mm)

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/1jiyousoentyoku1ji.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/1jiyousoentyoku2ji.png

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/2jiyousoentyoku1ji.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/2jiyousoentyoku2jir.png

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/1jiyousosuihei1ji.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/1jiyousosuihei2ji.png

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/2jiyousosuihei1ji.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/aono/2jiyousosuihei2ji.png

縦軸:時間(分) 横軸:要素数

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/jikanyousosuu.png

縦軸:振動数 横軸:要素数

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/suihei1.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/ihousuihei1.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/touhousuihei1.png

  アーチは一つのものとして作成されているため、場所ごとにboxを作成して異方性を適用する。

  アーチを選択→点を作成(左から2番目のものを選ぶと角のものを選べる)→点を線でつなぎ4辺作成→フェースを作成で面を作成→partitionでアーチと面を選ぶ

  以上によって面で区切りとなってboxを作成することができる。

オイラー角

もしかしたら青山さんのモデルを異方性にしていくこともするかも(オイラー角をつかって?)

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/xyheimennanameoira-.png

Z軸回転のみ(部材がXY平面上にあるとき)のオイラー角の適用はできたのでアーチの異方性適用についてもこの方向でやっていく。

多分一つの回転のみなら簡単にできるのかもしれない

→x軸回転のみもできたのでZ軸またはX軸方向の回転はできる(y軸回転がないので少し不便だが、頑張ってZ,X軸で上手く回転させて適応させてみるしかないまたはy軸を回転するような部材を作成しないように頑張るしかないと思う)

追加

boxを斜め方向(どの平面にも触れないように)作成し、オイラー角がきちんとできるのかも確認する。急ぎではないが早めにやる。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/nanameoira-.png

片持ち梁を上の図のように作成して、曲げの応力-ひずみからヤング率を求めたところ完全に6000MPaと240MPaは得られなかったものの、6050MPaや245MPa付近で値を得られたのでオイラー角はうまく適応できたと考えられる。

オイラー角の回転はZ軸→X’軸→Z’’軸の順番に行っていることに注意して与える必要がある(salomeだと0→Z軸、1→X’軸、2→Z''軸の順番)

オイラー角:座標軸で回転させて向かせたい方向に回転させる。その時の角度をオイラー角と呼ぶ。

x軸を回転させる:φ角

y軸を回転させる:θ角

z軸を回転させる:ψ角

(飛行機の場合、上からバンク角、ピッチ角、機首方位角と呼ばれている)

回転させる時、原点から軸の正方向を見て右回転させていく。

片持梁の曲げで確認
応力とひずみからヤング率を計算したところ、軸方向ヤング率6000MPaに対してオイラー角を設定すると軸方向ヤング率240MPaを得ることができたので上手く設定できたと考えられる。

アーチを作成して適用してみる。

密度による影響

3分割で試し

最初の名前が表面の状態

数字がモード(1:1次モード、2:2次モード)

e(鉛直)s(水平)方向

断面図↓

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/3bunkatudanmen.png

横軸:振動数 縦軸:中心の含水率

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/mitudohenka1entyoku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/mitudohenka2entyoku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/mitudohenka1suihei.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/mitudohenka2suihei.png

10分割含水率変化

気乾比重は、乾燥させたときの比重のため少し(含水率10%程度)の水分を含んでいる。

全乾比重は、完全に乾燥させたときの比重(含水率0%)となっている。

スギでモデル作成していく.10✕20✕1000をモデルとし、気乾比重を最低値として考える。(5/9)(自分用メモ:解析していったデータは10bunnkatu dataに理論値とかの計算はsinndourironnkeisannにある)

種類密度g/cm3
バルサ0.10
リグナムバイタ1.25
キリ0.23
アカガシ0.97
スギ0.34
ヒノキ0.42
ケヤキ0.66
ミズナラ0.70

振動解析

春休み課題(振動解析)

図心をZ軸に合わせて固定もZ軸上でのものとする(Boxの中心上にできるようにする)。そこから相対誤差がどのくらい変化するかの確認。(4/27)

追記:振動解析班のものは鉛直、水平のモードで分類してなかったので理論値計算を含めやり直す。(5/1)

相対誤差まで完成。ほとんど誤差のない結果となった。(5/2)

再解析データ

理論値

鉛直1次:36.036Hz 水平1次:72.073Hz 鉛直2次:144.146Hz 水平2次:288.292Hz

1次モード

メッシュの長さ鉛直1次モード相対誤差水平1次モード相対誤差
0.836.03070.015%72.02190.067%
0.936.03070.015%72.02190.067%
1.036.03070.015%72.02190.067%
2.036.03100.014%72.02240.066%
3.036.03080.014%72.02240.066%
4.036.03120.013%72.02260.066%
5.036.03130.013%72.02270.066%

2次モード

メッシュの長さ鉛直2次モード相対誤差水平2次モード相対誤差
0.8144.0530.065%287.4770.283%
0.9144.0530.065%287.4770.283%
1.0144.0530.065%287.4770.283%
2.0144.0580.061%287.4840.280%
3.0144.0550.063%287.4850.280%
4.0144.0600.060%287.4880.279%
5.0144.0620.058%287.4900.278%

振動解析班のデータ1次モード

メッシュの長さ要素数一次モードの固有振動数解析値相対誤差
0.825607736.01940.0294%
0.912808636.01940.0294%
1.08946236.01950.0291%
2.02107436.01960.0288%
3.02445736.01960.0288%
4.0547336.01990.0280%
5.0572536.020.0277%

振動解析班のデータ二次モード

メッシュの長さ要素数二次モードの固有振動数解析値相対誤差
0.8256077108.0674.03%
0.9128086108.1833.93%
1.089462108.3583.78%
2.021074109.1743.05%
3.024457109.0613.15%
4.05473109.9062.40%
5.05725110.0242.30%

参考文献

構造振動学

既存鋼鈑桁橋のモデルパラメータ事後分布を用いた信頼性評価

ベイズ推定による既存構造物数値モデルの不確定性定量化とキャリブレーション

読んでみたいもの

(Model Verification & Validation(V&V))

Alvin, K. F., Oberkampf, W. L, Dieger, K., Rutherford, B.:Uncertainty quantification in computational structural dynamics: a new paradigm for model validation, Society for Experimental Mechanics, Inc, 16 th International Modal Analysis Conference.. Vol. 2. 1998. (計算構造力学における不確かさの定量化:モデル検証のための新しいパラダイム、実験力学研究会、16th国際モード解析会議.   Vol.2. 1998.)

2022年

創造工房実習の内容

10月21日課題

タッチタイプ練習

11月4日

・課題

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/kadai.png

秋田市の月別平均気温(1991~2020)

・練習

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/bbb.png

11月11日 片持ち梁

メッシュの長さ要素数変位相対誤差計算者
0.5595046.56-1.5千代岡
0.6455126.48774-2.69高井
0.7390756.54133-2.0関合
0.8133976.43695-3.5岡田
0.999036.36315-4.6松田
1.262566.3043375-5.4青野
1.357676.29784-5.6山口
1.451996.29990-5.55山本
1.539356.24807-6.3進藤
1.634006.20446-6.98河合
1.829526.17161-7.5山口
216325.64585-15.3進藤
36825.47288-17.9山本
42643.6161-45.8関合
51913.86-42千代岡
61902.5077325-62.4高井
7751.41225-78.8青野
8561.2887175-80.7岡田
9491.28799-80.9松田
10441.226075-81.6河合

片持ち梁のグラフ:縦軸 変位 横軸 要素数

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/katamotibari2.png

11/18(金) 単純梁

メッシュ長さ要素数変位(mm)相対誤差(%)計算者
0.56041670.4289822.94千代岡
0.63615840.4212331.09高井
0.71452340.42251.4関合
0.81409870.4226273851.4岡田
0.9918570.4203516060.88松田
1.2245200.404744325-2.87青野
1.3231320.4045-2.93山口
1.4175300.3986-4.34山本
1.5154330.3963177567574.9進藤
1.6159000.399049-4.24河合
1.8116770.404457-0.03山口
2104600.394818715517-5.3進藤
323440.32447-22.13山本
414530.3329-20.1関合
54310.136240-67.3千代岡
63600.2130486-48.9高井
71960.1019892-75.5青野
81040.1158624-72.2岡田
9810.1247076-70.1松田
10780.07733-81.4河合

片持ち梁のグラフ:縦軸 変位 横軸 要素数

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/tanjunbari2.png

11月25日

等方性1次と等方性2次の比較

二次要素の等方性のデータ

メッシュ長さ要素数変位(mm)相対誤差(%)計算者
0.5604167--千代岡
0.62032090.423830.98高井
0.71452340.433013.22関合
0.81409870.430063.2岡田
0.9919740.4299133.18松田
1.2248000.4297773.14青野
1.3231320.429893.16山口
1.4176170.4297453.13山本
1.5154330.4298443.2進藤
1.6159000.4297543.13河合
1.8116770.429623.1山口
2104600.4296053.1進藤
324860.4292173.0山本
414530.42933.02関合
54310.4278852.69千代岡
63600.42822.78高井
71960.426062.25青野
81040.426312.3岡田
9810.425132.03松田
10780.4244661.8河合

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/kadai122.png

等方性1次と異方性1次の比較

異方性1次のデータ

メッシュ長さ要素数変位(mm)相対誤差(%)計算者
0.56041670.509193.56千代岡
0.62032090.504722.6高井
0.71452340.50362.42関合
0.81409870.502832.3岡田
0.9919740.500531.8松田
1.2248000.48739-0.9青野
1.3231320.48841-0.67山口
1.4176170.48403-1.56山本
1.5154330.48202-2.0進藤
1.6159000.48329-1.7河合
1.8116770.47855-2.67山口
2104600.47906-2.6進藤
324360.42787-12.98山本
414530.42772-13.02関合
54310.27364-44.3千代岡
63600.33927-31.0高井
71960.21363-58.5青野
81040.22574-54.1岡田
9810.22750-53.7松田
10780.20327-58.7河合

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/kadai1222.png

12/2 木材と鋼材の単純梁 サンドウィッチ

異方性の単純梁(1次)と2次要素のサンドウィッチ梁(鋼材:等方性 木材:異方性 木材を鋼材で挟む)の比較

メッシュ要素数変位相対誤差測定者
0.71552660.0861-13.0関合
0.81384530.08349-15.7岡田
0.9827660.083312-15.9松田
1.2322790.08357-15.6青野
1.3283430.083667-15.5山口
1.4236670.08368-15.5山本
1.5199580.083516-15.6進藤
1.6194510.086037-13.1河合
1.8109330.084021-15.1山口
2107640.083323-15.8進藤
336180.083467-15.7山本
416230.0852-13.9関合
510070.083104-16.1千代岡
68420.0821-17.1高井
75540.08075-18.4青野
82890.079715-19.5進藤
92610.078427-20.8松田
102320.082495-16.7河合

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2022/aono/sandwich.png

<メモ>

UNIXコマンド

gnuplot

inkscape

LaTex

LibreOfficeImpress

Salome-Meca

GenerateVectorsは2Dの結果を可視化するときに適用するものらしい。(別に入れても問題ないなら忘れないために常に入れておいたほうが安全だと思う)

Normalmodesanimationrealは鉛直or水平の振動を見ることができるもの?

Normalmodesanimationcomplexは鉛直・水平振動を同時に起こせるもの?

自分用メモ

POUTRE 梁(ビーム)

COQUE シェル

AXE_POUTRE ビーム軸

coq_pou このオプションにより、船体内に格子状の部品を梁状の部品と接続することが可能になります?(原文:This option makes it possible to connect a part with a grid in hull with a beam part.)

http://www-mdp.eng.cam.ac.uk/web/CD/engapps/aster_docs/UDocs-HTML/U44401i1/U44401i1.pdf.html#52(P52)

5/15~5/26 教育実習

5/29 研究再開

全角/半角の切り替えは、「無変換」(左手親指)でもできる

コピペは、左クリックで領域選択したら、スクロールボタンで貼り付け

単語選択は、ダブルクリックでも可(トリプルクリックだと行選択かな)


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