以下に書いてあることは、Windows の場合、たぶん GIMP for Windows だけを使ってできることではないかと思う (但し、Cygwinをインストールしていると、GIMPがうまく インストールできないこともあるようだ。最近はどうなのかな)。 特に、塗りつぶし作業などは、GIMP を使うととてもラクである (勿論、Paint Shop Pro とかでもできるけど、これは有料)。
構造景観の定量化 などをやる時に、 一方の画像のある部品(橋とか)を切り取って、 他の画像(背景とか)に貼り付ける方法について説明する。 まず、 切り取る部品(橋とか)の写っている画像 と、それを貼り付ける 背景の画像 とを用意する (ここで用いている画像は、すべて急な説明を要して用意したものに 過ぎないので、実際の景観解析をするにはまるで適していない代物であることを ご了承戴きたい)。 まず、Windows の(スタート→プログラム→アクセサリーの辺りに出てくる) ペイントを立ち上げ、 切り取る部品(橋とか)の写っている画像 を読み込む。 拡大表示にして、 切り取る部分(橋とか)以外の箇所を、黒で塗りつぶす 。 適当なマスク画像作成ソフト( ここでは、 マスク作造くん を使って こういう操作 をしているけど、WinXP ではうまく動かないかも知れない)で、 マスク画像(切り取る部品の輪郭内部が黒く塗りつぶされた画像) を作成する。 次に、適当な画像合成ソフト (以下は ArtistX を使った場合の説明)を立ち上げて、 (部品を貼り付けたい) 背景画像を読み込む 。 「特殊効果」→「画像の半透明合成」を選び、 作成した(橋の)マスク画像 を読み込んで、 透過率をRGBすべて最大にし、「透過色を指定」と「左上に自動配置」にチェックを入れて OK をクリックする。 すると、 背景にマスク画像が重なった画像ができる。 次に、同様に 「特殊効果」→「画像の半透明合成」を選び、 今度は、 最初に作った 切り取る部分以外を黒く塗りつぶした画像 を読み込み、 透過率は適当に調整し、「左上に自動配置」にチェックを入れて OK をクリックする。 すると、 背景に切り取った部品が貼り付けられた合成画像 ができあがる。