以下は、2005年頃に書いた古い内容です。

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後藤資料 後藤リンク Linux パソコン基礎 メール セットアップネットワーク, 各種ソフトインストールプレゼン 卒論日誌

秋田大学 工学資源学部 土木環境工学科 環境構造工学講座

基礎工学研究室(通称)でのパソコンの使い方

  1. ネットワークにつなぐ可能性のあるパソコンはすべて登録申請する
  2. 知らない人から送られてきた添付ファイルは捨てる
  3. 大学に来たら必ずメールを読み、 セキュリティー更新の通知が来たら必ず セキュリティー更新を実行する
  4. 大学のネットワークに自分のパソコンを勝手に繋がない
  5. 日々、バックアップを取る
  6. ソフトのインストールは C:\exe に(Winのみ)
  7. ファイルをあちこちに置かない
  8. パソコン名やユーザー名に全角文字を使わない
  9. 不法コピーをしない/させない
  10. ネットワークケーブルを接続する際の注意
  11. 人に訊く前に自分で調べる
  12. 番外編:研究室は禁煙

ネットワークにつなぐ可能性のあるパソコンはすべて登録申請する

 大学のネットワークにつないでいるパソコン、 あるいはつなぐ可能性のあるパソコン (個人のノートパソコンなど)は、 土木環境工学科パソコン心得 に従って 登録申請して下さい。 2005年度は、ゴールデンウイーク明けに、登録方法を指示します。 登録シールが貼られていないパソコンは、 ネットワークにつなげないことになります。

知らない人から送られてきた添付ファイルは捨てる

 パソコンウイルス感染の多くは メールの添付ファイルを開く(ように仕組まれる) ことによって感染します。 知らない人から送られてきた添付ファイルは捨てましょう。 (almail で添付ファイルを捨てる方法は ここ参照)。 知っている人から送られてきた添付ファイルでも、 送信者が 自分のパソコンが既にウイルス感染していることを 知らずにウイルスをばらまいている可能性もあります。 メールの 文面で「……の画像データ(hoge.jpg)を添付ファイルで送ります」 のように添付ファイルを送ったことが記されていない場合は、 添付ファイルを送ったことを相手に確認してから添付ファイルを 開きましょう (その場合も、ウイルスチェックのソフトをインストールしている人は、 保存した添付ファイルにウイルスチェックをかけてから開くことが望ましい)。 尚、こちらから相手に添付ファイルを送る場合も、 「……の画像データ(hogehoge.bmp)を添付ファイルで送ります」 のように、添付ファイルを送る旨と添付ファイル名をメールの 文面で言及すること。
 また、多くのメールウイルスは「送信者アドレス」を (感染パソコンのハードディスク内などから取得したメールアドレスで) 詐称するので、 ウイルスメールの「送信者アドレス」の送信者のパソコンがウイルス感染している とは限りません。 くれぐれも「あなたからメールウイルスが送られてきました」みたいな 忠告メールは返信しないようにしましょう。

 このように添付ファイルの扱いには特別な注意が必要だし、 大きな添付ファイルは、ネットワークに負荷をかけるので、 添付ファイルの利用は研究に必要な最小限に留めること。 「飲み会のお知らせ」みたいな数行のテキストメールで済む情報を わざわざワードで整形して巨大なバイナリーファイルしてから添付ファイルにして送りつける などということはくれぐれもしないように。 ワードで作成(推敲)した文書だって、マウスで領域コピーしてメールに貼り付けられるでしょ 。というか、 メールを時間をかけて推敲したり整形してから送信したいんだったら、 ワードとかの重たいワープロソフトじゃなくて、 テキストエディターで編集すればいいでしょ。

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大学に来たら必ずメールを読み、 セキュリティー更新の通知が来たら必ず セキュリティー更新を実行する

 パソコンウイルスには、メールウイルスの他に、 パソコンをネットワークにつないでいるだけで感染する (狭義の)ワーム型のウイルスもあります。 こうしたウイルスは、OS の欠陥(セキュリティーホール) を利用して感染します。 既に発見されて修正プログラム(セキュリティーパッチ)が用意されている 欠陥については、 修正プログラムをインストールして修正しておく必要があります。 セキュリティーパッチが公開された場合は、 (携帯メールではなく)大学のメール宛にメールで通知するので、 大学に来たら必ず一度はメールをチェックし、 セキュリティーパッチの通知が来たら、必ずセキュリティー更新を行うこと。

Windowsユーザー

Windows OS の欠陥に対する修正プログラムをインストールするには、 「スタート」→「プログラム」の辺りに現れる Windows Update を実行します (Windows XP の場合はここ参照)。 後藤班で、Outlook Expressを アンインストールしている人は、 Outlook Express 関係の修正プログラムはインストールしないこと 。 尚、Windows Update はシステムを変更するため、Windows Update の実行後に、 ごく希に、 Windows が起動しなくなったりすることがあります。 Windows Update を実行する前に (というか日々)、重要なファイルはバックアップを取り、 Windows Update の実行後はパソコンを再起動しておくこと。 Windows Updateの他に Office のアップデートも必要だと言われた場合は、 こちら参照

Linuxユーザー

Vine Linuxの場合は、アプリケーション→システム・ツール→ Synapticパッケージマネージャを選択するとrootのパスワードを 求められるので、それを打ち込むとSynapticが起動します。 まず「再読込」をしてパッケージ情報を最新のものにします。 そうすると「パッケージ情報をダウンロードしています」と表示されます (これは設定によっては、起動時に勝手に始まるかも知れません)。 次に、「全てアップグレード」をクリックしてから、 「適用」をクリックし、あとは、指示に従ってOKなどをクリックして いってください。

わざわざSynapticを起動するのがいやな人は、コマンドライン上で 以下の操作をしても同じことです。まず、suでrootになります。 そこで、apt-get update と打ち込みます。「パッケージリストを 読み込んでいます... 完了」「依存情報ツリーを作成しています... 完了」 みたいに表示されたら、apt-get upgrade と打ち込みます。すると、 「展開後に 123.4kB のディスク容量が追加消費されます。 続行しますか?[Y/n]」みたいに聞かれるので、Y を押します。 すると、「変更を適用しています...」の後に各パッケージの インストール状況がパーセントで表示され、「完了」と出て 終了です。

月に1回はデフラグを実行する (Winのみ)

 パソコンのハードディスクは、ファイルを書き込んだり消したりを 繰り返しているうちに、 空き領域が飛び飛びにしか存在しなくなってくるので、 一つのファイルが(その飛び飛びの空き領域に)断片化されて 書き込まれるようになっていきます。 そういう断片化ファイルが増えてくると、 読み書き速度が遅くなって(色々とトラブルも起きやすくなって)くるので、 断片化ファイルを連続ファイルに並べ替えて、ディスクの先頭から順番に 整列させてやることをデフラグといいます。 デフラグは、 「スタート」→「プログラム」→「アクセサリー」→「システムツール」 の辺りにあります。 デフラグをする前に「ディスククリーンアップ」をやっておいた方がいいでしょう。 なお、XP (2000も?)のディスククリーンアップの中の 「古いファイルの圧縮」という項目にチェックを入れると、 恐ろしく時間がかかるので、「古いファイルの圧縮」のチェックは外して、 ディスククリーンアップをした方がいいでしょう。

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大学のネットワークに自分のパソコンを勝手に繋がない

 大学のパソコンは、 ファイアーウォール によって、外部からの不正なアクセスやウイルスなどからある程度は 守られていますが、 ネットワーク内部からのウイルス感染にはまるで無防備です。 現に ブラスター騒動 の際に、学生が既にウイルス感染した自分のノートパソコンを 大学に持ってきて学内のネットワークにつないでしまったことにより、 学内でたちまち感染爆発が起こりました (こういうことが起きると、 後藤も数日間 サポートセンター状態で復旧作業に当たらなければなくなり、 仕事ができなくなってしまうので、とても困ります)。

 どうしても必要があって学内のネットワークに自分のパソコンをつなぐ場合は、 登録申請すること。 くれぐれも、同じIPアドレスで同時に2台のパソコンをネットワークに つないだりしないように。

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日々、バックアップを取る

 パソコンはある日 突然 壊れます。 ウイルスにやられたり、 システムの重要なところを書き換えている時に停電になって ( あるいは、誰かが電源コードに足を引っかけて電源を引き抜いてしまったりして )、 システムが壊れたり、 埃がつまったりコーヒーをこぼしたり、 虫が入って変なところをショートさせたり、 あるいはソフトウェアのバグや OS のバグがうまい具合に連動して、 何かの操作をした途端にシステムが壊れたり、 (因みに最近の後藤の例では、 Windows Update をして再起動しなかったり、 Linux をデュアルブートでインストールしようとしたりしてる際に、 XP が壊れてしまった)、 とにかく、 パソコンはある頻度と確率で壊れるものだと認識しておきましょう。

必要なファイルは、必ずハードディスク以外の媒体 (フロッピーディスクなり CD-RW なり MO なり DVD-RAM なり フラッシュメモリーなり)に、 バックアップをとっておくこと。 後藤は一つのファイルの編集を終えるごとに、 MO や DVD-RAM にバックアップを取ります。 大学に来て、いろんなファイルを編集したら、 せめて、帰る前にその日 編集した1日分のファイル群の バックアップを取るようにしましょう。 卒業する時は、卒論で作成したファイル群を、 CD-R/RW なり MO なりに残していって下さい。

自分のパソコンが CD-RW に焼き付けできる機能を持っている場合は、 自分のパソコンで CD-RW にバックアップを取ることができます (CD-R は書き換えができないので、バックアップの用途に用いるの は薦めません。あと、CD-RWも書き込み回数に制限があるので、 毎日のバックアップ用には向かないかも知れません)。 自分のパソコンが CD-RW の焼き付け機能を持っていない場合は、 3年生用のパソコン(bri17)にファイルを転送して、 bri17 で CD-RW なり MO なり DVD-RAM なりにバックアップを取って下さい。 但し、 CDに書き込む時はCD書き込みモードを、DVDに書き込む時はDVD書き込みモードを マイコンピュータでCD/DVDドライブのプロパティから随時、選択する必要が あります。 MO にコピーする場合は、学生室に置いてある外付け MO ドライブも使えます (XP, 2000, ME はたぶんドライバーのインストールをしないでも 使えます)。

Windows

学生室には、USBのMOドライブとDVDマルチドライブが何台かありますが、 Windows2000とXPなら、つないだだけで使えると思います。 ただ、マイコンピュータやエクスプローラではDVD-RAMに書き込めなかったり するかも知れません(コマンドラインやWinFDなら書き込めると思いますが)。 DVDドライブ類を抜き取る時は、 右下の方のタスクバーのなかにある「デバイスの停止」を やってから抜き取ってください。

Linux

USBのMOドライブは、つないだだけで自動的にマウントされると思います。 DVDドライブはパナソニックのやつは自動的にマウントされます。 MOやDVDに書き込むとパーミッションが755とかになるので、 MOやDVDのファイルをハードディスクにコピーする時は、必要に応じて コピーした後にパーミッションを変更するなどの適切な処置を行ってください。 ドライブを抜き取る時は、 アプリケーション→システム・ツール→ディスク管理に現れる マウント中のドライブを選択して、マウント解除してから抜き取ってください。 ドライブのアイコンを右クリックして現れる「アンマウント」では マウント解除に失敗することが多いです。

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ソフトのインストールは C:\exe に (Winのみ)

 研究に必要なソフトをインストールする場合、 C:\Program Files の中ではなく、 C:\exe (なければ作って)の中にインストールすること。 パソコンに最初から入っているソフトと、 学生が後からインストールしたソフトとは明確に区別できるように しておいて下さい。 尚、Internet Explorer など、C:\Program Files の中に 最初から入っていたソフトをアップデートする場合は、 そのまま C:\Program Files の中でアップデートして構いません。 あと、CygwinTeXをインストールする場合は、 C:\cygwin や C:\usr\local などにインストールして構いません。

ソフトのインストーラー(セットアップファイル)に任せて 「標準インストール」すると、 たいてい、C:\Program Files の中にソフトがインストールされて しまうので、 この辺のソフトのインストール方法 をよく読んでからインストールすること。 ソフトのインストールの際に、 何も考えずに「標準インストール」すると クイック起動にされたりして、 後々困る場合もあるので、気をつけること (ワードやエクセルのインストールの際も注意)。

ゲームはインストールしない

 研究に関係のないゲームなどのソフトを大学のパソコンにインストールする ことは原則として認めませんが、 ゲームを利用したタイピング練習のソフトとか、 語学学習を支援する単語当てゲームのようなソフトとか、 3次元空間における物体の移動を、 並進移動と回転移動の効率的な組み合わせで実現するにはどうすればよいかを 学習するのに適しているかも知れないゲーム (Takalith とか言ったかな) とか、あるいは、どうしても息抜きが必要な時に、 短いプレイ時間で瞬時に気分転換できて研究の効率も飛躍的に上がるゲーム?とかを インストールしたくて研究が手につかない時は、 いつでもアンインストールできるように、 C:\gakusei\gomi みたいなフォルダ (D:\ がある場合は、D:\gomi とか)を作って、その中にインストールすること。

 ブラウザーで音声ファイルや動画を再生するためのプラグイン (Windows Media Player とか Real Player とか)ぐらいなら、 まあ、インストールしてもいいですが (但し常駐は解除すること)、 よく分からないプラグインは、(特に研究に必要ないのなら) インストールしないこと。 例えば、アダルトサイトとかを見に行くと、 変なボタンをクリックしただけで、 (高額な料金を請求する)変なソフトをダウンロードして インストールされてしまったりすることがあります (こういう事態を避けるには、 ブラウザーのセキュリティーを高くして、 勝手にソフトをダウンロードされたりインストールされたりしないように設定して おきましょう。 という以前に、ポップアップで次々に別ウインドーが開くような危険そうな アダルト系サイトとかは見に行かないように。 個人的には IE は使いたくないです)。 変なサイトを見に行った後に、 デスクトップやタスクバーに変なアイコンができていたり、 ブラウザーのホームページ(起動時に表示されるページ)が、 変なサイトのページに乗っ取られてしまうといった症状が現れた場合は、 正直に後藤に申し出て下さい。

常駐させる必要のないソフトは常駐させない (Winのみ)

 ワープロなどのソフトを標準インストールした際、 勝手に「クイック起動」みたいな設定にされてしまったりして、 パソコンを立ち上げた時に、そのソフトを使わない時も常に立ち上がっていて、 メモリーを無駄に喰いつぶしてパソコンの動作を重くしてしまっていることが あります(こういうふうに、 常にソフトが立ち上がっている状態を「常駐」と言う)。 これをやめさせるためには、 タスクバーのプロパティーを開き、 「スタートメニューの設定」→「詳細」 の中の「スタートアップ」というところを捜して、 起動時に常駐する必要のないソフトがあったら削除しておく。 ここのスタートアップのリストに現れない常駐ソフトを消去するには、 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」 のところで msconfig と打ち込むと*、「システム設定ユーティリティー」 とかいうのが立ち上がるので、それの「スタートアップ」のリストの中から、 不要な常駐ソフトのチェックマークを外す (msconfig のスタートアップのリストは、常駐ソフトが必要か不要かの 判断がつきにくいので、確信がない場合には薦めません。 参照。 まあ、チェックを外して支障があったら、またチェックを入れて再起動すれば いいんだけど)。

* win2000 には msconfig はないが、 窓の手 とかを使って常駐解除できるらしい。 win2000用に作られたmsconfig もあるらしい。

RealPlayer などのプラグインは、常駐するものが多いかも知れない。 インストール後に、タスクバーにアイコンが現れて常駐しているようだったら、 常駐を外すこと。 ワープロなどをインストールする際に、 「クイック起動にしますか?(クイック起動にすると、とても速く立ち上がります)」 みたいな言葉に騙されてクイック起動にしないように。 ワープロとかがクリックしてからすぐに立ち上がるという利点よりも、 常に常駐してメモリーを喰いつぶしてパソコンの動作を重くし、 ハングアップしやすくなるという欠点の方が決定的に大きいのです。

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ファイルをあちこちに置かない

 自分で作成したデータや文書などのファイルは、 C: ドライブしかないパソコンの場合は、 C:\gakusei (なければ作って)の中に、 D: ドライブのあるパソコンの場合には、D:\ ドライブの中に 置くようにして下さい。 C:\(Documents and Settings\hoge\)My Documents などの フォルダーを使うことはあまり薦めません*が、 使っても構いません。 因みに、 ワードやエクセルのファイル保存で指定されてしまうフォルダーを My Documents 以外のところにしたい場合は、 「ツール」→「オプション」→ 「既定のフォルダ」の辺りで変更できます。
あと、 デスクトップ上をファイル置き場にしないこと。 ダウンロードしたファイルとかを一時的にデスクトップに置くのは 構わないけど、デスクトップはできるだけきれいにしておきましょう。 自分がしょっしゅう使うファイル置き場(例えば C:\gakusei\suzuki\soturon とか) にすぐにアクセスしたいんなら、 そこへのショートカットをデスクトップに作ればいいでしょ。

ファイル名に区切り文字は使わない、全角文字も避ける

* 例えば、パソコンが壊れて、起動フロッピーディスクでどうにか MS-DOS モードで立ち上げることができた場合 (あるいは Linux とかとデュアルブートにしていて、 他の OS からハードディスクを覗くことはできたりした場合)、 My Documents みたいにスペースを含むディレクトリーには、 MS-DOS モード(や他のOS)の CUIのコマンドライン入力で cd とかではうまく入れなかったりして、 救いたいファイルを救えなかったりするかも知れません (まあ、cd 'My Documents' のように打てば、大丈夫だと思いますが。 2000 や XP だと cd My Documents でも大丈夫だったりするみたいです)。 そういう意味では、 ファイル名に漢字(全角文字)を使うのも全く薦めません。 漢字は文字コードの問題で簡単に化けるし、 日本語プロセッサーのない環境では入力すらできないんですよ。

 あと、ファイル名に半角コンマ「,」などの区切り文字が含まれていると、 Windows 上ですら、エラーが起きたりします (例えばAl-Mailでファイル名にコンマの入った添付ファイルが保存できなかったり)。 ワードなどのソフトは、 ファイル保存する際にファイル名を指定しないと、 文書の先頭の1行をそのままファイル名にしてしまったりしますが、 これはやめましょう。 スペースやコンマを含まない (MS-DOSとの互換性も考えるなら8文字以内の) 半角英数のみのファイル名が最もトラブルを起こしにくいでしょう。

少なくとも、インターネット上に置く HTML ファイルや画像ファイルなどは、 半角英数のみのファイル名である必要があります。

Linuxの場合、コマンド操作は基本だし (というかコマンド操作ができないと不便だし)、 FDとかで日本語ファイルをコピーしようとすると、 トラブルのもとなので、Linuxを使ってる人は、 自分が作成するファイルのファイル名は原則として半角英数にすること。

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パソコン名やユーザー名に全角文字を使わない

 ファイル名に全角文字を用いた場合の不都合については、 「 ファイル名に区切り文字は使わない、全角文字も避ける 」 のところに書いたけど、 パソコンのセットアップの際に、 パソコン名やログイン名などに全角文字やスペースなどを使っていると、 後で非常にやっかいなことになる場合があるので、 パソコン名やログイン名は、必ず半角英数文字にして下さい。 例えば身近な実例で言うと、 ログイン名が全角文字だと、 Cygwin でプログラムをコンパイルしようとするとコンパイルエラーになって コンパイルできないなどの問題が生じます ( この問題の回避方法)。

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不法コピーをしない/させない

 学生さんがやりそうな不法コピーは色々と考えられるけど、 (コピーや再配布・改造を認めていない)著作権のある ソフトウェアや音楽ソフトや動画ソフトを 不法にコピーしてネットワーク上の共有スペースに置き、 他人が自由にコピーできるようにすることは 絶対にやめて下さい。 特にファイル交換ソフト(WinnyやShareなど)の利用は非常に大きなセキュリティー上の危険を伴うので、 絶対にファイル交換ソフトは使わないでください (ファイル交換ソフトをインストールしたことのあるパソコンを 大学に持ち込んでネットワークにつないだり絶対にしないでください)。

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ネットワークケーブルを接続する際の注意

 ネットワークケーブルがタコ足配線になっていたり、 ハブが机の下の見えにくいところにあったりすると、 パソコンから伸びているケーブルをハブに差し込んだつもりが、 実はハブから伸びているケーブルをハブに差し込んで、 ループをつくってしまったりする危険性があります。 このようなループを作ってしまうと、 ハードウェアやソフトウェアの組み合わせによっては、 ネットワーク上を流れるデータ量がどんどん増えていって、 学科のみならず全学のネットワークに大きな負荷を与えてしまう可能性が あります。 ネットワークの配線を行う場合は、 ケーブルの両端がどことどこに繋がっているかをちゃんと確認すること (パソコン側の先端とハブ側の先端をビニールテープなどで 色分けするのも一つの方法か)。 という訳で、以下のように色分けしたいと思います。

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人に訊く前に自分で調べる

 今の時代は、ウェブ上で多くの知りたい情報が手軽に 検索できるようになりました。 パソコンの初歩的な操作方法や、 初歩的なトラブルのことは、 適切なキーワード でウェブ検索すれば、多くは解決します。 その程度のことは自力で解決できるようになりましょう。 どうしても分からないことを人に訊く場合も (まあ、その人との親しさなどによよりますが)、 相手を煩わせる前に、 自分で払える最低限の努力は一通り払ってから 訊くようにしましょう。

 だからと言って、 「ウェブ上で何でも情報が入手できる」と言っても注意してほしいのは、 「パソコンなんでも相談室」のような掲示板等を利用する場合 も、 既に FAQ (よくある質問と回答)に出ている質問と回答をちゃんと読みもせずに 同じ質問したりしないこと (「脱!教えて君同盟」参照)。 その他にも、それぞれのサイトの運用上の約束事みたいなものはあるので、 いきなり質問せずに、ちゃんと「使用上の注意」などに目を通してから利用すること。

 あと、ウェブ上の情報は、 個人が(趣味で)無責任無保証の情報を提供しているものが多いので ( そのように 多くの情報が公開・共有されること自体は、悪いことだとは思いませんが、 必ずしも正確な情報だとは限りません。 情報の信頼性は各自の責任で判断しましょう。

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番外編:研究室は禁煙

 これは言うまでもないことだけど(念のため)。 2005年の4月からは、大学の規則としても構内禁煙が明文化されました が、大学の規則になっていようがなっていまいが、 タバコを吸わない人と共有している空間 (別に研究室に限らず、社会の公共空間一般)は禁煙です。 パソコンやメディアなどの電子機器にも、タバコの灰や煙は 少なからぬ影響を与えるでしょう (まあ、タバコを吸わない人に与える生理的・心理的ストレスや 受動喫煙による健康被害の方が重大なのは言うまでもないことですが)。 あと、エアコンのフィルターは定期的に清掃しなくてはいけないのですが、 夜遅くこっそりタバコを吸ってる人がいたりすると、 フィルター清掃の際に、タバコのヤニがべっとりくっついてたりして 「あれ?」ってなことになる訳です。

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