黒木玄さんが MathJaxを宣伝していたので、 早速 ためしてみる。 htmlの中に mimetexよりも ASCIIMathMLよりも 格段にきれいに確実に $\LaTeX$そのままで数式が書ける。 htmlのヘッダー部分に数行 書き込むだけで、すぐに使えるようになる。 サーバー側へのインストールも不要。 今まで、$$の中に、割と$\LaTeX$形式そのままでかけるASCIIMathMLを 使っていたが、徐々にMathJaxに移行していきたい。 行列の書き方とかも$\LaTeX$そのままでいいので、 ASCIIMathML用に書いていた行列とかの部分は、ちょっと修正する必要があるが。 あと、印刷に関しては、今ためしてみたら、Windows上のIE8が一番きれいで (表示はのろいが)、 Windows上のFirefoxがちょっと汚く(表示は速いが)、 Linux上のFirefoxがとても汚い(表示は速いが)。 まあ、大部分の学生は、Windowsだろうから、まあいいことにするか。 印刷用pdf版も用意してあるテキストだったら、そっちを印刷してもらえばいいし。
ウィキツールなどのhtmlを吐き出すスクリプト中に書く際は、 $や\等の特殊記号の前に\をつけて\$とか\\とするのを忘れずに。
tex2jax: {inlineMath: [["\$","\$"],["\\\\(","\\\\\\)"]]},
どう書いてるのかはソースを見て下さい。
例1:
せん断変形を考慮した片持ち梁のたわみは、
$
v=
\frac{P\ell^{3}}{3EI}
+
\frac{P\ell}{GkA}
$
である。
$\ell$も使える。
$$と$$でくくるとdisplaystyle相当になるようだ。
$$
v
=
\frac{P\ell^{3}}{3EI}
+
\frac{P\ell}{GkA}
$$
でも文中には使えない。
文中でdisplaystyleしたいときは、
$
{\displaystyle
v
=
\frac{P\ell^{3}}{3EI}
+
\frac{P\ell}{GkA}
}
$
みたいにできるかな。
例2:
$$
\varepsilon_{ij}
=
\frac{1}{2}
\left(
\frac{\partial u_{i}}{\partial x_{j}}
+
\frac{\partial u_{j}}{\partial x_{i}}
\right)
\tag{3}
$$
例4:
行列も
$
\left(
\begin{array}{c}
\varepsilon_{x}\\
\varepsilon_{y}\\
\varepsilon_{z}\\
\gamma_{xy}\\
\gamma_{xz}\\
\gamma_{yz}
\end{array}
\right)=
\left[
\begin{array}{cccccc}
\frac{1}{E_{x}}&-\frac{\nu_{xy}}{E_{x}}&-\frac{\nu_{xz}}{E_{x}}
&0&0&0\\
-\frac{\nu_{yx}}{E_{y}}&\frac{1}{E_{y}}&-\frac{\nu_{yz}}{E_{y}}
&0&0&0\\
-\frac{\nu_{zx}}{E_{z}}&-\frac{\nu_{zy}}{E_{z}}&\frac{1}{E_{z}}
&0&0&0\\
0&0&0&\frac{1}{G_{xy}}&0&0\\
0&0&0&0&\frac{1}{G_{xz}}&0\\
0&0&0&0&0&\frac{1}{G_{yz}}
\end{array}
\right]
\left(
\begin{array}{c}
\sigma_{x}\\
\sigma_{y}\\
\sigma_{z}\\
\tau_{xy}\\
\tau_{xz}\\
\tau_{yz}
\end{array}
\right)
$