#author("2022-01-17T13:49:20+09:00","default:kouzouken","kouzouken")
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Salome-Meca2019での弾塑性解析における降伏点(functionの設定)について検証する。
*はじめに [#sda8b6f4]
-弾塑性解析を行う場合、「Function and lists」の「Define function」で応力-ひずみ曲線を定義する必要があるが、それと合わせて材料設定を行う必要がある。応力-ひずみ曲線を作成すれば、材料のヤング率は自動的に算出されるが、もう一度Materialのところで設定する必要がある。そのへんの検証。

*定義 [#c328f640]
-(10,10,100)でジオメトリを作成。材料設定は以下のとおり。
 E=7500
 NU=0.4
 荷重は、FZ=1.0
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/ishikuro/kouhuku/kouhuku1.png
-伸びの理論値は、⊿Z=0.0133333....
**functionの設定 [#d82e8328]
-2種類用意する。
***(1) [#m9dfa52d]
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/ishikuro/kouhuku/kouhuku2.png
-(0.0001,1.5)で降伏。グラフ上のヤング率(傾き)はE=15000。
***(2) [#bc46a015]
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/ishikuro/kouhuku/kouhuku3.png
-(0.0002,1.5)で降伏。グラフ上のヤング率(傾き)はE=7500。

*条件 [#a21fc426]
-以下の5パターンで解析した。結果は以下のとおり。
, ,materialの設定,functionの設定,Z方向変位,計算したヤング率,備考
,パターン1,E=7500,なし(線形解析),0.01325,E=7500,εZZ=0.000133
,パターン2,E=7500,(1),0.0063,E=15000,εZZ=6.667e-5
,パターン3,E=7500,(2),0.01325,E=7500,パターン1と多少違うが(降伏点の関係?)ほぼ同じ数値
,パターン4,E=3750,(2),0.01325,E=7500,パターン3と全て同じ数値
,パターン5,設定なし,(2), , ,エラー(ELAS NOT FOUND)

*まとめ [#o1eae2da]
-材料設定(特にヤング率)は、弾塑性解析の場合functionで設定した応力-ひずみ曲線に引っ張られるようだ。

(だとしてもmaterialを設定しないとエラーが出るのは腑に落ちないけど)

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