#author("2020-01-19T15:03:51+09:00","default:kouzouken","kouzouken")


*ガイド [#q74651a7]
ガイドやマニュアルはMarc Mentat を立ち上げ,画面上部の「ヘルプ」の中からいろいろ見れる.
*ボックスのモデルを一回で作る方法 [#ub9ce7dd]
-形状とメッシュからソリッド・ボックスを選択し追加
-原点座標を入力
-x,y,zの作りたいボックスの大きさを入力
*メッシュについて [#y986aa24]
-メッシュを切る際、自動メッシュの〈3次元〉を選択してスケール係数をいじって細かさを変えていたが、目標要素サイズのモードをマニュアルに変更すると、要素サイズが指定できる。
*片持ち梁解析 [#vfe80109]
-最初から要素にして解析する方法は&link(海老さんの修論日誌,http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/cgi-bin/gwiki/wiki.cgi?%b3%a4%cf%b7%a4%ce%bd%a4%cf%c0%c6%fc%bb%ef#i19)を参照。
-上タブの「形状とメッシュ」から『基本操作』の〈形状とメッシュ〉を選択。
--〈長さ単位〉を選択して単位がミリメートルになってるかは先に確認しておく。
-「ソリッド」がブロックになってるかを確認し追加を選択。
--すると、下に、Enter block origin coordinateとか表示されて入力欄が出るので、
-原点となる座標を入力。(原点を起点とするなら0 0 0。軸ごとにスペースを入れて入力。)その後作りたい6面体の各軸ごとの大きさを入力。10×10×100の六面体なら10 10 100
--間違って物体を作った場合は、「形状とメッシュ」のところの「消去」
-『自動メッシュ』の〈3次元〉を選択。
-目標サーフェス要素サイズのスケール係数(2016では拡大係数)を0.3にする。(ここでメッシュの粗さを変えられる)。なお0.2から極端に要素数が増加し、計算に時間がかかる。もしかしたら情報統括センターでは計算ができない可能性がある。
-上タブの「形状特性」を選択。その後『形状特性』の〈新規(構造)〉から3-D→ソリッドをクリック。
-開いたウインドウのエンティティの追加をクリック。そのあとモデルを左クリックしながら全部囲う。全部選択し終わったら右クリック。
--3次元投影図を見たいときは、サイコロが並んでいる「アイソ」のあたりをクリック。
-上タブの「材料特性」を選択。その後『材料特性』の〈新規〉から有限剛性領域をクリック。
-開いたウインドウのヤング率とポアソン比に数値を入力。その後エンティティの追加をクリックして、モデルを左クリックで全選択して右クリック。
-上タブの「境界条件」を選択。『境界条件』の〈新規(構造)〉から変位指定を選択。
-変位X,Y,Zにチェックをつける。数値は0.その後エンティティの追加をクリックし、固定面の節点を選択し、右クリック。
--ちなみに左で囲んでの選択は奥まで貫通して選択される。固定面だけ選択したい場合は梁を横向きにして固定面のところだけを左クリックしながら囲むとよい。
-〈新規(構造)〉から集中荷重を選択。
-力Yにチェックを入れる。数値は荷重分だが、これは荷重をかける節点数による。集中荷重は節点一つにつき入力した数値がかかるのでかけたい荷重を節点数で割るとかけたい荷重分かかるようになる。なお、下向きにかけたいならマイナスをつける。
-エンティティの追加をクリックして、載荷面の節点を選択。
-上タブの「解析ジョブ」を選択。『要素タイプ』の〈要素タイプ〉をクリックし、ソリッドを選択した後、OKをクリック。
-『解析ジョブ』の〈新規〉から構造を選択。
--初期荷重で全部選択されてるか確認。
--解析結果からみたい数値を選ぶ。なお変位は最初から何もしなくても見れるようになっているので探さなくてよい。
-チェックをクリックし、下のダイアログでJob check completeが出てれば解析に移れる。
--問題があればウインドウがでるので、それを訳して対処すること。
-実行をクリック。するとウインドウが出るのでその中のMarc実行をクリックすると計算し始める。終了番号が3004なら計算が成功したことを示す。
-ポストファイルを開くをクリックすると結果を見る画面に移行する
-スカラープロットのスカラーから見たい変位を選択して形式をバンドコンターにすると色がついて変位などが見れる。
--Main Menu「結果処理」内の「ツール」→「接点表示」で下のDialogに見たい箇所の接点番号を入力すると変位とかが表示される。ただ節点番号を知る方法がいまだ不明なため勘で入力する必要がある。


*節点の情報(計算した変位等)を表示する [#n0f6317c]
-ビューのモデルビューエンティティーの節点にチェックを入れる
-結果処理→ツール→節点表示を選択し、見たい節点をマウスでクリックすると、Dialogにその節点の情報が現れる。




*弾塑性解析 [#bf3457c4]
-テーブル(応力-ひずみ曲線)の作成
--Main Menu -> テーブルと座標系 -> 新規のプルダウンメニューから「1次独立変数」を選択 -> 小さいウィンドウが立ち上がる -> 「タイプ」から「相当塑性ひずみ」を選択 -> 「追加」をクリック -> 画面下にある「Dialog」に値を入力(ひずみ -> 応力の順で入力し,一点ずつプロットしていく)
-同じようにもう一つテーブルを作る。「1次独立変数」までは同じ。->「タイプ」から「時間」を選択->「追加」をクリックし、荷重の時間変化を入力する。
-降伏条件等の設定
--Main Menu -> 材料特性 -> ヤング率とポアソン比を入力する箇所の下にある「塑性」をクリック -> 小さなウィンドウが立ち上がる -> 「塑性」というチェックボックスがあるのでチェックを入れる -> 降伏条件(デフォルトはVon Mises )や硬化則(デフォルトは等方性)等を適宜変更 -> 降伏応力(デフォルトは1e+20)を1に設定(&link(ここ,http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/cgi-bin/gwiki/wiki.cgi?%b3%a4%cf%b7%a4%ce%bd%a4%cf%c0%c6%fc%bb%ef)の弾塑性解析に少し説明を書いてます) -> 「テーブル」で応力-ひずみ関係を設定したテーブルを選択
-荷重ケースの「新規」から「静的」を選択。->全荷重ケース時間がテーブルで作った時間と合うように調整する。
-解析ジョブのところで作ったケースを適用する。->初期荷重の載荷してるところのチェックを外す。
*接触解析 [#w182250e]
-物体毎にメッシュを別々のファイルで作製し,最後に画面左上の「ファイル」-> 「マージ」で全ての物体を一つのファイルにまとめる.
--このとき,画面左上の「セレクト」 -> 「セット管理」で物体毎にセットを作るとセット毎に表示・非表示が出来るので便利
---「マージ」を行った後に「スイープ」を行うと同じ座標にある節点が共有されてしまうので注意
-テーブル(荷重増分の設定)の作成
--Main Menu -> テーブルと座標系 -> 新規のプルダウンメニューから「1次独立変数」を選択 -> 小さいウィンドウが立ち上がる -> 「タイプ」から「time」を選択 -> 「追加」をクリック -> 画面下にある「Dialog」に値を入力
-接触ボディの設定
--Main Menu -> 接触 -> 「接触ボディ」のメッシュ接触ボディの検出をクリック
---これで接触体が自動で色分けされる
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_1.png
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_2.png
-接触条件の設定
--Main Menu -> 接触 -> 「接触条件」の新規のプルダウンメニューからどれかを選択(おそらく一番上)
---ウィンドウが立ち上がるので,接触タイプや摩擦などの必要な部分を設定する
-接触テーブルの設定(どの接触ボディ同士が接触するかなどの設定)
--Main Menu -> 接触 -> 「接触テーブル」の新規をクリック
---ウィンドウが立ち上がる
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_3.png
-上のモデルは赤と青の物体が接しているので,赤と青が交差している箇所のマス目みたいなところをクリックする.すると以下のウィンドウが立ち上がる.
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_5.png
-アクティブのチェックボックスにチェックを入れると以下の画面
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_6.png
-「接触条件」をクリックし,さっき作成した接触条件を選択する.
--ほかの接触体同士でも同様に設定し,最終的には次のようになる.
http://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2018/ebi/gazou/3_22_4.png
---設定した箇所はマス目にTと表示される
-ステップ数や収束条件の設定
--Main Menu -> 荷重ケース -> 新規のプルダウンメニューから「静的」を選択
--立ち上がったウィンドウの「接触」をクリック -> 「接触テーブル」でさっき作成した接触テーブルを選択 -> OK
-接触の種類の設定
--Main Menu -> 解析ジョブ -> 新規のプルダウンメニューから「構造」を選択
--立ち上がったウィンドウの「接触制御」をクリック -> 初期状態で接触している場合は初期接触を選択する.
--手法などは&link(Marc接触解析機能を有効利用するためのTips & Tricks 20150204,https://www.youtube.com/watch?v=g0vadeJtH44)とかを参考に

*計算精度 [#p5147f68]
-特異性比が1e-6以下だと、計算結果の信頼度はない。そのため、再計算などする必要がある。


*リンク [#u0b642f2]
-https://www.mscsoftware.com/ja/exercise-modules/contact-analysis-friction
--右のMARCの欄に、一通りの非線形解析の手順が記載されている。また、モデルのダウンロードもできる。
-https://www.youtube.com/user/simulatemore/playlists?view=50&sort=dd&shelf_id=1
--一番右の"Marc 2012 Student Edition Tutorial"で細かな操作方法の説明がされている。
-https://simcompanion.mscsoftware.com/infocenter/index?page=home
--サイン・インをすれば、上の「例題」や「既知の問題」が見れるかも。


-弾塑性:http://www.cadcamcae.club/archives/21201650.html

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