①研磨
ひずみゲージを貼る場所を確認し、マーキングしておく。
マークングした部分のサビやメッキ、黒皮、粉などをサンドペーパーを使って磨く。(材料の素地を出すように磨く)
磨くときは一方向ではなく、多方向に磨く。
②脱脂・洗浄
磨いた面をきれいにするために工業用ティッシュペーパーに揮発性溶剤(揮発性のものを使うのはひずみゲージと対象物間に水分が入らないようにするため)をつけて洗浄する。
ティッシュペーパーは1度使った面は使わないようにして、汚れがつかなくなるまで拭き取る。
③けがき
ひずみゲージを貼る位置をけがく。
けがく時に汚れた場合はもう一度洗浄する。
④貼り付け
貼る前にひずみゲージの表面を上にして、けがきの位置に合わせる。
接着剤の滴下は、ひずみゲージを斜めに持って全面に行き渡るように垂らしながら行う。
接着剤は、必ずひずみゲージの感受部分全体に滴下する。
接着剤が全体に行き渡ったら、すばやく接着部分に合わせてポリエチレンシートで覆い、ゲージ全体を親指の腹で1分くらい加圧する。(加圧しているときは指を離さずに加圧し続ける。)
⑤ゲージリード線の引き起こし
接着剤の硬化後、ゲージリードの付け根を抑えてゲージリードを壊さないように引き起こす。
ゲージリードはたるませておき、引っ張られて断線するのを防ぐ。