[1]まずサグのないまっすぐなcable要素を用意する
cable要素のみの場合、解析がエラーになってしまうため、固定部に壁を想定したマルチファイバー要素を結合した
[2]cableに張力、重力を与えたときの100点の座標を読み取る
このときサグは2.2m
[3]読み取った座標をプロットし(各点をt0〜t100とする)100点を線で結ぶことでサグありモデルを作成した。
ケーブル長さl(重力がかかっていないまっすぐな状態)、サグfを利用して張力、反力を求めることができるみたいだが、この逆をすることで張力からサグを求める
まずt100の張力(水平力)をH、単位長さ重量をwをしたとき、\( \gamma =w/H \)を求める
\( \sinh((\gamma*l)/4)=\sqrt((\gamma*f)/2) \)よりサグfを求める
この式からサグの理論値は2.2mとなった
t100を1003.69kNの力で引っ張ったときのサグは2.1m
理論値と近い値になった。
解析がまわらない。
角度ありモデルを作成する際、重力の方向を変化させることで角度があることを再現した。
グラフは直線になり、張力の変化が一定となった。
主桁の100点に載荷した場合
どちらも主桁がケーブルに持ち上げられている.
ケーブルにおもりをつけることでサグを再現し、揺らしたときの挙動再現を解析で行おうとした。
しかしおもりがいろんな方向へ揺れてしまい再現は難しそう。もう一度実験方法を考える必要あり。
塔の高さ:900mm
ケーブルの長さ:845mm(正確ではない可能性あり)
鉛の間隔と1つ1つの重さ:1つ目の重りがケーブルと塔のつなぎ目から30mm、2つ目の重りから25mmで分布し、重りは全部で30個。
重さは0.9g、0.9g、2.1gの順になっている。
最初のサグの大きさ:鉛直方向に25mmだがこれも左右で多少の差があり、正確ではない可能性あり。
おもりを荷重として各ノードに下方向の力を与える方法と、おもりの質量をノードに与える方法の2つを試した。
・荷重として与える方法
おもりの重さを力として与えた場合、奥方向には変位しなかった。
・質量として与える方法
質量を加え横に押すまでの挙動は荷重でサグを再現したときと近くなった。
しかし、横向きの力をなくしたあとの挙動が荷重による方法と違いが生じた。
由利橋のケーブルが揺れた原因をさぐる。
実橋と相似な実験モデルを作成し由利橋のケーブルの揺れを実験で再現する。さらに解析でも再現する。
物理現象の支配方程式を無次元化させ、無次元パラメータを求める。
無次元パラメータを一致させてスケールダウンさせた実験モデルを作る。
非線形ケーブル運動の支配方程式
\( \sigma \)(s):静的応力、\( \sigma \):動的応力、w(s):さぐ、w:動的鉛直変位 X,Y,Z:x,y,z方向外力
ひずみ
ここからT = EAe(x,t)と定義する
解析エラーが出てしまう.
エラーの内容はケーブルの各節点の自由度によるものである.
ケーブルの各節点を完全固定にすると解析は回るが,実験のようにX方向変位やy軸まわりの回転を許すとエラーになる.