座屈箇所

考察(鉛直材80mm・斜材80mmと全く同じ)

座屈箇所の変化について, 全体的に細長いときは,曲げ(梁の断面力)が支配的になるため 支間中央側が座屈し,
全体的にごついときは,せん断(梁の断面力)が支配的になるため 支点周辺部が座屈するものと思われる.
座屈荷重の変化については, 支間中央側の座屈の場合, 桁高が低い方が座屈荷重が低くなり, 支点周辺部の座屈の場合, 桁高が高い方が座屈荷重が低くなる.
また,支点周辺部の座屈について, 橋長が短くなるほど積雪深が高くなっているのは, 荷重自体も橋長に合わせて小さくなるからだと考えられる.
いずれにせよ,積雪が10m以上積もることはないと思われるので, ほとんどたわみ制限で寸法が決まりそう.