WCTE2012
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パソコンが発表者の手元になく、 スライドシートの送り操作はポインターのリモコンで行う。 発表者と司会者から見えるところにモニターディスプレイが 置いてあり、司会者は聴衆の方を向いて、このモニターディスプレイを 見ている。 だから、発表者がポインターでスクリーンを指し示しても司会者は それを見ていないことが多い。 ましてや、発表者のジェスチャーなんて見ていない。 発表者の母語言語による(例えば日本人の日本語での)発表ですら ジェスチャーや顔の表情は極めて重要な情報伝達の機能を担っているが、 発表者の母語言語ではない(例えば英語を母語としない人にとっての 英語での)発表では、 ジェスチャーや、今スライドの中のどの部分について説明しているか といった非言語的なサインが外国語運用能力の不完全な部分を 補う役割はましてや大きいはずだ。 あまりにも発表しづらい会場なので、 アンケート用紙の裏に、こういう発表形式は改めるべきだと 書いてやった。