構造研 | 後藤班 | 野田班 | 過去ログ |

Marc/Mentatメモ - Marc/Mentatの操作方法等をメモしていく。

目次

Marc/Mentatの操作方法等をメモしていく。

情報統括センターでの起動方法

windowsを検索でmarcと入力すると出てくる。

基本操作(バージョン2016.0.0)

ブーリアン演算

「形状とメッシュ」 -> 「形状とメッシュ」 -> オペレーション -> ソリッド

円柱の作り方

「形状とメッシュ」 -> 「形状とメッシュ」 -> ソリッドのプルダウンメニューから円筒を選択 -> 「追加」をクリック -> 下の「Command」に円柱底面の中心座標を入力 (0 0 0) -> 続けて反対側の面の中心座標を入力 (0 0 100) -> 最後に円柱の両端面の半径を入力 (8 8)
 

弾塑性

降伏後の傾き(完全弾塑性とかバイリニアとか)の設定(未解決)

PLASTICITY PROPERTIESのYIELD CRITERIONはVON MISESとして、 METHODでPOWER LAWを選ぶと、COEFFICIENT AとBが入力できるようになるけど、 この辺に適当な数値を入れて、降伏後の傾きがどう変わるか調べてみて。 それでうまくいかなければ、この辺のオプションのキーワード POWER LAWとかPIECEWISE LINEARとかとmarc mentat elasto-plasticとかで検索してみて下さい。

座屈

倍率変更

DEFORMATION SCALINGをMANUALにして自分で値を入力する

座屈モード

梁で解く

中身

座屈荷重を見る

終了番号の説明を載せる

13

2004

3300

3301

3302

Mentatの画面が透明の時の対処方

デスクトップのシステム-設定-外観-視覚効果で効果なしを選ぶと見えるようになる

各種折り紙構造のstlファイル(ハニカムはまだわかんない)

$ssh -X hoge@hage.jp
みたいにして、Marcサーバーにログイン-->
$mentat2011
でMarc起動。

でもこのstlファイルはObjet Studioだt$\frac{1}{1000}$mmで読み込まれる気がする。まあObjet~上で相似形で大きくできるからいいといえばいいのかもしれないけど。

s6要素を要素数を4倍にしてs3要素に変換するプログラム

kisoken@へのファイルを送る方法とlocalに持ってくる方法

kisokenに送る

kisokenから取ってくる

今までもダイヤカットのinpファイルの読み方

(*SHELL SECTION,ELSET=Eall,MATERIAL=EL,OFFSET=0.)という部分を

(*SHELL SECTION,ELSET=Eall,MATERIAL=EL)に変更

(*ELEMENT, TYPE=S6, ELSET=Eall)の部分を

(*ELEMENT, TYPE=S3R, ELSET=Eall)に変更すると読み込める

OFFSETはCOMPOSITEなしでは対応していないようだ

読み込んでからの要素タイプの変更

Main→Mesh generation → element type

mentatへのインポートの仕方

FILES→IMPORT→ABAQUS等が選べる

インポートしてからの手順

異方性材料を使ってる場合

CalculiXのinpファイルをインポートできるか?

inpファイルを読むときの注意

インポートできるものとできないの

モデルの読み込み

IGES,STEPファイルなら可能?

直行異方性材料

nu12, nu23, nu31がどのポアソン比に対応しているかが不明。

詳細については、 構造メモ に書いた。

直行異方性の行列の表記は色んな流儀があるが、ここではまずは、 以下のように書いてみる。

$$\left(\begin{array}{c} \varepsilon_{x}\\ \varepsilon_{y}\\ \varepsilon_{z} \end{array} \right)= \left[ \begin{array}{ccc} \frac{1}{E_{x}}&-\frac{\nu_{xy}}{E_{x}}&-\frac{\nu_{xz}}{E_{x}}\\ -\frac{\nu_{yx}}{E_{y}}&\frac{1}{E_{y}}&-\frac{\nu_{yz}}{E_{y}}\\ -\frac{\nu_{zx}}{E_{z}}&-\frac{\nu_{zy}}{E_{z}}&\frac{1}{E_{z}} \end{array} \right] \left( \begin{array}{c} \sigma_{x}\\ \sigma_{y}\\ \sigma_{z} \end{array} \right)$$

対称性が成り立つなら、以下も同じこと(こっちが主流かも)

$$\left(\begin{array}{c} \varepsilon_{x}\\ \varepsilon_{y}\\ \varepsilon_{z} \end{array} \right)= \left[ \begin{array}{ccc} \frac{1}{E_{x}}&-\frac{\nu_{yx}}{E_{y}}&-\frac{\nu_{zx}}{E_{z}}\\ -\frac{\nu_{xy}}{E_{x}}&\frac{1}{E_{y}}&-\frac{\nu_{zy}}{E_{z}}\\ -\frac{\nu_{xz}}{E_{x}}&-\frac{\nu_{yz}}{E_{y}}&\frac{1}{E_{z}} \end{array} \right] \left( \begin{array}{c} \sigma_{x}\\ \sigma_{y}\\ \sigma_{z} \end{array} \right)$$

$x$軸方向に長い板を$x$軸方向に引っ張ってみる。 $\sigma_{y}=\sigma_{z}=0$とみなせるので、これを上の2式に代入して整理すると、

$$\nu_{yx}=-\frac{E_{y}\varepsilon_{y}}{E_{x}\varepsilon_{x}},\; \nu_{xy}=-\frac{\varepsilon_{y}}{\varepsilon_{x}}$$ $$\nu_{zx}=-\frac{E_{z}\varepsilon_{z}}{E_{x}\varepsilon_{x}},\; \nu_{xz}=-\frac{\varepsilon_{z}}{\varepsilon_{x}}$$

同様に$y$軸方向に長い板を$y$軸方向に引っ張ってみる。 $\sigma_{x}=\sigma_{z}=0$とみなせるので、これを上の2式に代入して整理すると、 $$\nu_{zy}=-\frac{E_{z}\varepsilon_{z}}{E_{y}\varepsilon_{y}},\; \nu_{yz}=-\frac{\varepsilon_{z}}{\varepsilon_{y}}$$

例題

$E_{x}=1$GPa, $E_{y}=10$GPa, $E_{z}=100$GPa, として、対称性を満たす $\nu_{xy}=0.03, \nu_{xz}=0.003, \nu_{yz}=0.03$, $\nu_{yx}=\nu_{zx}=\nu_{zy}=0.3$ のポアソン比の材料で $x$軸方向に長い板を直方体要素とかでモデル化して$x$軸方向に引っ張ってみる。 (ひずみを直接出力するオプションがあるのかどうか知らないが、なければ変位から算出した)縦ひずみと横ひずみを上記のポアソン比の定義式各種に代入して、 想定どおりのポアソン比が得られるかどうかをチェックする。

素直に nu12$=\nu_{xy}=$0.03, nu23$=\nu_{yz}=0.003$, nu31$=\nu_{zx}=0.3$ とした場合はどうか(たぶん、これでいいような気が)。 nu12,nu23,nu31の組み合わせを変えてみてチェック。

[確認] x=10 Y=1 Z=100の直方体要素をZ軸方向に引っ張る。 mentatにn12=0.016 n23=0.016 n31=0.4 Ex=0.28GPa Ey=0.28GPa Ez=7Gpa と入力し、 解析後のそれぞれの軸方向の変化量からポアソン比を手計算により求めたところ、 nzy=約0.4 nzx=約0.4 となった。直交異方性材料のポアソン比の関係から、 25n13=n31 n32=25n23 という関係が成り立つのでmentatに入力した値は正しいと言えるのではないか。なおn12とnxy or nyxについては不明。